やる気が出ない、気力がわかない夏。まず「回復」から始めませんか?

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

毎日、本当に暑いですね。

この時期は、こんな相談が増えます。

  • 起き抜けから体が重い
  • 休んだはずなのに、疲れが抜けない
  • やることはあるのに、やる気が出ない
  • 夕方から身体が重くなり、特に足がだるくなる

以前は平気だった夏が、最近つらい、そんな方も少なくありません。

「年齢のせいかな。」

そう思っている方も多いのですが、実はそうとも限りません。

今の夏に必要なのは、体力よりも「回復する力」です。

気合ではどうにもならない、疲れる夏

近年の夏はもはやサバイバル。

暑さにより、日々の体力が削がれます。

日々の疲れる量が、回復する量を上回ってしまう。

よって「やる気が出ない、気力がわかない」のも当然なこと。

ここから脱出するには、まず回復する力を上げましょう。

回復方法のオススメは次の3つです。

① 深く眠る

② 脳をリセット、休ませる時間をつくる

③大汗をかかず、気分よく過ごし、胃腸を冷やし過ぎない

①深く眠る

暑さで疲れた体や、熱を持った脳は、眠っている間に回復します。

睡眠は時間よりも質が大事、いかに深く眠れるかが重要です。

簡単にできる方法として「手のひらを冷やして深部温度を下げる」ことがおススメ。

アスリートの熱中症予防にも使われていますが、手のひらは深部体温に関係する血管があります。

手のひらを冷たいペットボトルや保冷材で、10分から20分程度、冷やしてみて下さい。

キンキンに冷えた氷より、12℃くらいの「ここちよい冷たさ」が理想です。

手のひらを冷やすと、体温が下がり、深い眠りに入りやすくなります。

もちろんほかの睡眠環境を整え、部屋は暗く、スマホを見るのは禁止!

回復が一番強まる「最初の深い睡眠」への入り口をスムーズにして、回復力を高めましょう。

②脳をリセット、休ませる時間を作る

実は、回復を一番邪魔しているのは「脳が休めていないこと」かもしれません。

体は休んでいるつもりでも、頭は一日中働きっぱなし。

LINE、SNS、仕事ではずっとパソコン。

一日中、脳は情報を受け取り、処理しています。

「何も考えない時間」が、本当に少なくなりました。

情報が入り続ける状態で、脳はずっと興奮したまま。

これでは睡眠の質も下がり、疲れも抜けません。

だからこそ、脳をリセットし、休ませる必要があります。

何もしない時間は、サボっている時間ではありません。

回復するための時間です。

・スマホを置いて景色を見る

・好きな香りで入浴する

・10分だけ散歩する

・ぼーっと空を眺める

それだけでも十分です。

東洋医学では、夏は「心(しん)」が元気になる季節とされます。

ここでいう「心」は、心臓だけでなく、精神や意識の働きのこと。

夏の養生は「イライラせず、ゆったり過ごし、気を発散させることが大事」と昔の本にもあります。

疲れる夏だからこそ、いつもと違う何もしない時間を作り、疲れた脳をリセットすることがおススメです。

③大汗をかかず、気分よく過ごす、胃腸を冷やし過ぎない

これ、”汗をまったくかかない”という意味ではありません。

「大汗をかくほど無理をしない」ということ。

夏は適度に汗をかくことも大切です。

東洋医学の昔の本にはこう書かれています。

「夏は陽気が盛んになり、万物が成長する。

この季節は早寝早起き、適度に日を浴び、気を体外に発散させること。

これを行わないと、秋に寒熱の病となり、冬は重症化する」

女性は汗をかくことを気にされる方も多いですね。

でも近年は、暑い屋外と冷えた室内を何度も行き来する生活が当たり前になりました。

体は暑さだけでなく、「冷え」とも戦っています。

だからこそ、程よく汗をかき、代謝の良いカラダであることが必要。

そのために胃腸を冷やし過ぎないことも大事です。

冷たい飲み物やアイスばかりでは、胃腸は疲れてしまいます。

夏バテや食欲不振、疲れが抜けない原因の一つになることもあります。

夏は頑張りすぎず、胃腸を冷やしすぎない

これくらいの意識で過ごすだけでも、体は少しずつ変わってきます。

まとめ:夏は「気合いで頑張る」より「回復する」ことに集中を

夏は、知らないうちに体力も気力も削られています。

だからこそ、まず意識したいのは「回復する力」を取り戻すこと。

そのために大切なのは、

  • 深く眠ること
  • 脳を休ませ、何もしない時間をつくること
  • 大汗をかきすぎず、気分よく過ごし、胃腸を冷やしすぎないこと

この3つを意識し、「回復できる体」をつくることです。

以前、受験生のB君が、

「勉強しようと思っても、やる気が出ません。」

と来院しました。

私は、

「この暑さでやる気が出ないのは当たり前。

今は頑張るより、まず回復。」

と話し、施術をしました。

帰る頃には

「なんか頭がスッキリしました。」

と笑顔になっていました。

やる気は、無理やり絞り出すものではありません。

疲れた体を回復させることも、この季節の大切な養生です。

夏になると毎年つらい。

そんな方は、「もっと頑張る」前に、一度体を回復させる時間をつくってみてください。

疲れた体と、脳が回復すると、自然と動けるようになることも少なくありません。

ハリとお灸で、回復のお手伝いができればと思っています。

続く酷暑日、皆さま無理をしすぎず、心身ともにご自愛くださいね。