風邪でもないのに、喉にある違和感。そんなときの原因と対策とは?

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

風邪を引いたわけじゃないのに、なぜかのどがイガイガする。

のどがつまって、のみこみづらい。

のど飴をなめても、タンが絡んだような違和感がとれない。

こんな症状を感じたことはありますか?

実は、自律神経症状でのどの違和感が起こる場合があります。

緊張やストレスが長く続いて出るケースが多いです。

こんな症状でお悩みの方は、和らげる方法をぜひ知っておいてください。

①のどの違和感の解消にはまず「ストレス源から距離をとること」。

のどの違和感を感じている時は、気分転換が必要です。

ストレスを感じ続けていると、体も緊張が続いて、自律神経がアンバランスになるため、喉の緊張や違和感につながります。

なのでまずストレスの源から距離をとること。

といっても、すぐに実行は難しいですよね。

「緊張して、クラスにいるとのどがつまる」と言う学生さんがいました。

でも「部活でサックス吹いてると、のどの違和感は感じない」そうです。

要は、次のことで、喉のつまりが解消したのでしょう。

・緊張する場所(クラス)から離れられた
・楽器に集中してストレスを忘れた
・吹奏楽で大きく呼吸することでのどや胸周りの筋肉がほぐれた

これらの条件がそろって、のどの詰まりが解消したのです。

楽しみやリラックス、深呼吸を続けていると、のどの詰まりは解消します。

ストレスと付き合った時間と同じくらい、自分が喜ぶプラスの時間が大切です。

違和感を覚える場所にずっと居続けてはいけません。

のどの違和感は東洋医学的にみると

「滞った(とどこおった)気がめぐり、つまった気が流れた」

ことによるもの。

五感が緊張から解放されると、のどのつまりもなくなります。

体と気持ちが喜び、気がめぐるような場所と時間を取りましょう。

吹奏楽でなくても、体を動かし、五感が喜ぶことがいいですね。

あなたの気持ちと体が喜ぶことは、なんですか?

②ガムをかむ

ガムをかむことは、全身の緊張をゆるめます。

メジャーリーガーはよく、マウンド上でガムを噛んでいますよね?

5分以上噛んでいると、幸せホルモンである「セロトニン」が分泌されるそうです。

噛むことでリズムを作り、緊張をゆるめているのだとか。

他にも、脳の血流を活性化させたり、

自律神経を安定させたり、

ストレスを軽減するなど、

噛むことは全身に影響します。

息苦しさや喉のつまりを感じている人は、緊張で首やのどの筋肉が固くなっています。

ですので、固さをゆるめるためにも、ガムをかむのはおススメです。

私も車の運転中や、ブログを書いている時のストレス解消に、ガムをずっと噛んでます。

ミント系のガムは鼻やのどの粘膜をスーッとさせて、イガイガや不快感を減らしてくれますよ。

喉のつまりや息苦しさを感じたときは、ぜひやってみてくださいね。

③カラダを動かす感覚に集中する

上記にかいたように、気が滞ってのどが詰まっています。

のどのイガイガや息苦しさは、何かに集中している時は感じにくいのですが、

いったん気になりだすと、不快感に長くとらわれます。

そんな時は、カラダを動かして、不快感の上書きをしましょう。

体を動かすと、気がめぐって不快なつまりも解消します。

個人的なおススメはヨガ。

体も緊張もほぐれてリラックスを導き、呼吸が大きく深くなるので、のどの詰まりが解消します。

「運動が苦手でイヤ」という方もいますが、キツイ運動は必要ありません。

人間には生まれつき「カラダを動かしたい」欲求があるのです。

ストレスを感じて体が固いまま、じっとしているなんてもったいない!

カラダを動かして、芯からほぐれていく感覚を感じて、

ストレスと共に発散するほうが、

「つまりが散って気が通る」感覚が早く得られますよ。

ラジオ体操でもじゅうぶんOK。

リズムに乗ってカラダを動かし、カラダの感覚をしっかり感じながら行うと、老化もふせげます。

もちろん一度や二度ではなく、気分転換をかねて続けていくこと。

身体のすみずみまで気が通るように、楽しみつつできることを続けていきましょう。



さて、ここまで書きましたが、まとめます。

のどの違和感には

ストレス源から距離をとり、気分転換

ガムをかんで緊張をほぐす

カラダを動かし、不快な感覚を上書きする

このどれかをまずやってみて下さい。

不快感が少しでも減ることを願っています。

ちなみに、ハリとお灸の施術もこの3つに当てはまります。

「いつもと違った場所で」

「カラダの緊張をほぐして」

「リラックスを導き、感覚を上書きする」

ことができますよ。

のどの詰まった感じや、違和感が続いているときは、遠慮なくご相談くださいね。