40代女性の18%が悩まされる片頭痛、梅雨時の乗り切り方は?

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

湿気が高くなる梅雨は、頭痛のハイシーズンです。

ジメジメした天気のなか、毎年こんな症状に悩まされていませんか?

  • 頭の芯や、目の奥が痛くなる、ズキズキする
  • コメカミが締め付けられるように痛む
  • 頭がどんより重たくて、気分がすぐれない
  • 脳が働かない、パフォーマンスが落ちる

湿気の高い毎日のなか、頭痛を我慢している人は多いです。

このつらさを、少しでも楽にできる方法を書いてみました。

湿気特有の頭痛を軽くするためにできること

湿気特有の頭痛を軽くする方法は、次の3つです

①カラダにこもった熱を発散する

②足の血行をよくする、首肩回りを温めてゆるめる

③発散する気力がないときは、外からエネルギーをチャージ!

①カラダにこもった熱を発散する

気圧や湿気が原因の頭痛は、カラダの中にこもった熱を発散することです。

梅雨は、ムシムシした暑さと気圧で全身が温まり、血管がふくらみます。

そのため、神経が圧迫され、頭の中の圧が高まり、頭痛がでます。

梅雨時の頭痛は、40代の女性が特に多いですね。

この年代は、どうしても代謝がおちて運動量が減り、脂肪が多く、筋力が少ないです。

そのため、熱がカラダにこもって発散しにくい傾向があります。

なので、なるべく日頃から運動して、放熱しやすいカラダを作ることも大事です。

天気や気圧は変えられませんが、カラダは変えられます。

梅雨前になるべく、カラダを動かし、代謝をあげておきましょう。

頭が重くてドンヨリしたときは、熱の発散に次の方法をやってみてください。

②足の血行をよくする、首肩回りを温めてゆるめる

解消法は、足湯やふくらはぎのマッサージ、青竹踏みなど、足の血行をよくすることです。

ふくらはぎや足裏を刺激すると、足の末端に血液が流れ、頭の中の圧が下がり、頭痛も徐々に解消します。

足の刺激は、ゴリゴリやる必要はありません。

百均のプラスチック製の青竹踏みでも、効果は十分ありますよ。


ツボ押しがニガテな場合は、足湯で汗をかいて発散するのも方法です。

他にも、温めるタイプのアイマスクや、耳の周囲を蒸しタオルで温めると、血行がよくなり首や肩回りの緊張もゆるみます。

血行が良くなると、頭の中のこもった熱が発散されて圧も下がり、頭痛が徐々に引いていきます。

ただ、温めすぎは注意です!

サウナで温まりすぎて、血管が更に膨らみ、頭痛が悪化するケースや、全身に大汗をかき、脱水状態になり、頭痛がひどくなったケースもあります。

刺激の量や心地よさはヒトによって異なります。

温めも足の刺激も「心地よい刺激で、ほどよく行う」ことがオススメです。

やりすぎは禁物、自分のカラダとしっかり対話しながら行ってくださいね!

発散する気力がないときは、外からエネルギーをチャージ!

「頭が痛いときに、足湯をやろうとか、青竹踏みをする気力がわかない」

その気持ちもわかります。

頭痛がつらくて自分で解消できないときは、カラダの外からエネルギーのチャージがおすすめ。

他の人の助けをかりて、回復をめざしましょう。

以前いらっしゃった患者さんでこんなケースもあります。

このかたは梅雨のある日、左のこめかみがズキズキするとのことで来院されました。

カラダを拝見すると、冷えて、ストレスで胃腸の調子も悪く、ややぽっちゃりさんで足もむくみがち。

全身に施術しましたが、なぜか左の足首がとても固く、動きが悪かったので、そこにもお灸とハリを行いました。

施術後は、スッキリした顔で話してくれました。

足にハリをした直後から、頭のズキズキが消えました。

昔、捻挫した場所なんですけど、湿気で古傷が痛んできたんでしょうね。

でもそこから頭痛がおきると思いませんでした。

仕事も忙しいのと、実は結婚式の予定もあって・・

色々ストレスが重なって、しんどくて、考えすぎで頭が痛かったので、頭痛が消えてびっくりしました。

カラダも楽になって、ココで休めてよかったです」

梅雨シーズンは気圧の変化で、古傷が痛むことがよくあります。

そこからカラダの流れが悪くなり、ストレスと疲労もあって、頭痛につながったのかもしれません。

ジューンブライドの花嫁さんがストレスで頭痛に悩むなんて、とんでもない!と施術した甲斐がありましたが、

こんなふうに他からエネルギーを受け取って、頭痛が解消するケースもたくさんあります。

梅雨時の頭痛を一人で我慢してもいいことはありません。

カラダのお手入れ方法は様々ですが、こんな風に、ぜひ人に身体をゆだねてパワーをもらってください。

まとめ:梅雨時の不快指数をさらに大きくしないために

では、まとめます。

梅雨時の頭痛を解消するには、この3つがおススメです。

①代謝をあげてカラダにこもった熱を発散する

②足裏やふくらはぎを心地よく刺激し、頭の中の庄をさげる

③我慢せず、カラダを人にゆだねてエネルギーをチャージしてもらう

痛みや不快感のある生活は、行動が狭まりますし、日常生活も刺激がなく、閉鎖的になります。

梅雨の不快指数をさらに大きくしないためにも、頭痛は一人でがまんせず、早めに解消しましょう。

頭痛以外に、気象病の影響で古傷が痛む、カラダがだるい、関節がこわばるなど、梅雨特有の症状がある方も、ご相談ください。

ハリとお灸で梅雨時をのりきれるよう、応援しますよ!