ズボラな私にもできた、夏の代謝と体温の上げ方
こんにちは、やすはら鍼灸院です。
暦は「立秋」にはいりましたが、まだまだ酷暑は続きます。
暑さ疲れでドヨンとバテていませんか?
湿気の多い日本の家屋は、夏に涼しさを得られるよう、風通しを考えて、
工夫して建築されたものが多いそうです。
床が高く、平屋建てで横に長く、木と土と紙で家をたて、
湿気を吸収し、「呼吸する」ように空気の流れを作る構造だったとか。
冬に寒さに悩まされようとも、夏の暑さ対策を重点的に考慮して建てたのは、
それだけ湿気と暑気が、体に及ぼす影響が大きい、ということを知っていたからなんですね。
暑さが続くと、何もしてなくても疲れます。

江戸時代のベストセラー本、「養生訓」には、こう書かれています。
「夏は伏陰といって、陰気が体内にかくれているから、食物の消化がおそい。
だからなるべく少なめに飲食をするがよい。
温かいものを食べて脾胃をあたためるがよい。
冷水を飲んではいけない。冷たい生ものはすべて良くない。
冷えた麺も多く食べてはいけない。」
(貝原益軒 『養生訓』 全現代語訳 訳:伊藤友信 講談社学術文庫)
でも、現代はどうでしょう?
夏バテ対策に元気をつけなくては!
と飽食の時代を生き、脂っこい物や麺類はいつでも食べ放題、
自販機やコンビニのおかげで、四六時中いつでも冷たいものが飲める日本人は、
今や「暑さバテしやすいナンバーワン民族」かもしれませんね。
暑さでバテると、起き抜けの顔からもう違ってきます。
先日私も朝起きて鏡の中のむくんだ自分の顔にゲッソリしたものですが(*_*;
上記の養生訓に書かれている通り、
「夏こそあたため」これは間違いのないことです。
なので顔だけでなく、全身を目覚めさせる意味で、
最近は”ホットタオルで温める”をやっています。

手近なタオルを濡らしてレンジで1分チン。
そしてまず最初に首の後ろを温めます。
ポイントはまず、首のうしろ。
夜じゅう冷房で冷えた状態から、全身を活性化させるには、
首の後ろの温めが手っ取り早いのです。
首の後ろ、頭皮、顔の順番で、徐々にスイッチを入れていきます。
顔にまっすぐあてたいところですが、顔にいきなり熱気を充てると、全身が汗をかいて冷まそうとするので、
朝のドンヨリから脱出には、変化が急かもしれません。
全身に汗をかき、朝シャワーを浴びる方もおられるでしょうが、
私の場合はズボラで面倒くさがりなので、タオルで省略(*´ω`*)
首の後ろを重点的に温めると、体温と血行も上がって、気分が変わってきますよ。
その後は水分をとり、口腔ケアもしっかりと。

先日吉田羊さんがインタビューに答えていましたが、
彼女は夏でも冷え取り靴下の重ね履き、常温で水を3リットルのみ、食事は腹八分目。
その上でヨガやストレッチで代謝を上げることを怠らないそうですよ。
四十代の星、と呼ばれる美しさにはそれだけの努力があるのですね。
夏の代謝を下げず、上げることが、健康的美人度を保つコツです。
私はそこまでできないので、冷えとりは、タオル温め程度でお許しを( ;∀;)
でも、続けていると、徐々に朝の体温も上がってきています。
以前は35度台でしたが、最近はようやく36度台に上がってきました。
お陰で、患者さんに触る手も「温かい」と好評です(^^♪

まだまだこの暑さ、あと3週間は続きます。
「ドヨン顔」からの脱出を目指して、土用のウナギを食べるより、
地道な夏の冷えとり対策を進めてみませんか。
ホットタオル、おススメですよ!
それだけで冷えが取れない場合は、ハリとお灸でいつでも代謝upをお手伝いします。
いつでもご相談くださいね。
それでは、また次回♡