更年期症状のめまいを解消する、オススメの3つの方法
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

更年期症状の中でも、めまいを訴えるかたは多くいらっしゃいます。
「突然ふらついて、どこかにつかまりたくなる」
「頭がふらふらして意識を失いそうになる」
こんな症状を感じても、解消法がわからず困っていませんか?
今回は更年期症状のめまいの解消法を書いてみました。
更年期のめまいの原因
更年期症状のめまいは、睡眠不足やストレスが続いて、頭に熱がこもることが原因です。
(病気が原因のケースもあるので、きちんと検査をうけてくださいね)
多くは次のような因果関係から、めまいを起こします。
ストレスやイライラからぐっすり眠れずに、興奮する状態が続く
↓
脳が休めず、頭に熱がこもる
↓
脳が疲労し、全身の気血の流れが悪くなり、めまいの原因となる

気と血は、車のガソリンのように、身体を動かす源です。
気血が全身をスムーズにめぐることで、健康が保たれます。
めまいの解消には、頭にこもった熱を発散し、全身の気血の流れをよくすること。
もちろん、睡眠不足やストレス解消も必要ですが、ストレス源や、生活リズムをかえにくい場合は、次の方法を試してみてください。
めまいを解消する3つの方法
めまいの解消方法は、
1.自分のための運動をする
2.うつむき、前かがみをなおす
3.不安をさらに大きくしないためのリラックス
がオススメです。
①自分のための運動をする
めまい解消には、軽い運動がオススメです。
カラダを動かすことで、頭にこもった熱を発散し、血行がよくなります。

あまりひどいめまいで、運動もできないなら話は別ですが、
めまいの他に、こんな状態になっていませんか?
・首や肩がガチガチにこっている
・ストレスが大きく、不眠を感じている
・冷え性やむくみが強く、カラダを動かすのがおっくう
めまいとこんな症状の両方がある方には、運動はとても効果的です。
軽く運動すると、睡眠の質もあがりますし、高ぶった気を発散できます。
ストレス軽減にもなり、一石二鳥です。

運動をすすめると
「毎日ペットの散歩で歩いてます」
「仕事で毎日動くので、運動になっています」
と仰る方もいますが、できれば
「自分のために、健康意識をもって」運動してみてください。
「ながら」や「ついで」はいつも行っている当たり前のこと。
カラダへの刺激として、新しい変化を取り入れることをおススメします。
自分が楽しみながら、できる運動がいいですね。
激しい運動の必要はありません。
ヨガやストレッチ、ウォーキングなどは、人気のある運動方法です。

呼吸が大きくなり、血行もよくなるため、全身の流れのかたよりを解消して、めまいの改善につながります。
冷え性や、むくみの解消もかねて「自分のための運動」をやってみてはいかがでしょうか?
②うつむき、前かがみをなおす
うつむき、前かがみをなおすことは、めまいの解消になります。
こんな姿勢になっていませんか?
・めまい症状がいつ出るか、不安でうつむきがち
・背中が丸くなっている
・首がこって「ストレートネック」といわれた
不安が続くとどうしても、うつむき気味で、前かがみになりがちです。

視野もせまくなりますし、そこから急に姿勢を変えると、脳が混乱します。
姿勢を保つのに、脳に負荷がかかり、めまいの原因になるんですね。
また、首がこりすぎると、姿勢を調節する神経が締め付けられ、めまいにつながります。
なので、めまいの解消には、良い姿勢がとても大事。
背中が丸くなると内臓が下がり、全身にエネルギーが通いません。
丸まった背中はエネルギーの衰えの証拠。

めまい症状をなくすために、まず鏡をみてみましょう。
姿勢が丸まっていると思ったら、意識して伸ばすこと。
姿勢をよくして、前かがみの解消をレッツトライ!
③不安をさらに大きくしないためのリラックス
めまいの心配をし過ぎて、不安になっている方は、リラックスを心がけましょう。
「もしめまいが治らなかったら?」
↓
「家族に迷惑をかけたくない」
↓
「もし治らない病気だったらどうしよう」

こんな風に、思考がどんどん悪い方になってませんか?
心配のし過ぎで、無駄に体力を消耗してはいけません。
マイナス思考が続くと、カラダが固くなります。
思考も視野も狭くなると、カラダがさらに固くなりますから、めまいも悪化しますよね。
不安から脱出するには、体を温め、リラックスして、血行を良くすることです。

余計な不安で体力を消耗しないために、カラダがゆるむリラックスを積極的に心がけましょう。
温泉
ヘッドマッサージ
整体
アロマテラピー
など、カラダを緩めるものがおススメ。
他にもガーデニングなど、趣味の時間を増やして、気分を良くすることも良いですね。
悩みを聞いてもらうだけで、不安が軽くなることもあります。
なので不安や病に囚われて引きこもらず、会話する機会を設けましょう。

医師から「治りますよ」と説明されることで、回復するケースだってあるのです。
マイナス思考に沈まないためにも、心地よさを感じる機会を増やし、人と交流して、リラックスをはかってくださいね。
まとめ:めまいに悩んでいる人に心がけてほしいこと
・自分のための運動
・姿勢を良くして、エネルギーの流れをよくする
・不安を大きくしないためにリラックスを取り入れる
めまいに悩み、不安が続いているかたは、これらを心がけて、自分のエネルギーを取り戻しましょう。
めまいに悩む人は、生真面目で我慢強い性格の人が多いとされています。

体調が悪いのに無理をして、家事や仕事、介護や育児など、他の人にエネルギーを注ぎ、
「自分が家族のために(仕事のために)我慢すればいい」という思考になりがちです。
でも、それは本当に正しいのでしょうか?
自分を大事にしていないと、家族が困り、仕事だって迷惑をかけます。
自分を守ることが、家族も仕事も生活も、うまくいく結果になるのです。
めまいにお悩みのかたは、自分を大事にすることを最優先に!
ちなみに、ハリやお灸も、気や熱を発散し、エネルギーの流れを整えて、めまいを解消するのに役立ちますよ。
お悩みの方は、ご相談下さいね。