眠りたいのに眠れない時、あなたはどうしていますか?

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

コロナ禍が始まって3年たちましたが、

不眠の相談は以前に比べて、かなり増えました。

眠れない時、あなたはどうしていますか?

羊を数えても、ホットミルクを飲んでも眠れない、寝つきの悪さ。

夜中ふと目が覚めてしまい、二度寝できず朝を迎え、

体がだるかったり、頭がいつも重かったり、

ひどくなると眠れなくて夜が怖い・・なんて方もおられます。

「ぐっすり寝たいのに、眠れない」悩みは本当につらいですね。

不眠の原因は体力の消耗と、気血の不足

眠りたいのに眠れない理由は、

・眠るための体力まで消耗している

・睡眠に必要な気血が足りな

・頭に熱が入ったままで、スイッチがオフにならない

からです。

よく「考えてしまって寝られない」と仰る方が多いのですが、これは逆。

”寝るための体力がないので、眠れなくて考えてしまう”のです。

肉体的にも精神的にも疲れすぎて、体力を消耗していると、

脳が興奮しすぎて眠れないケース、よくあります。

「カラダを動かせば疲れて眠れるはず!」

と運動して、ますます寝られなくなるのもよくあることですが、

これってガス欠のあげく、バッテリーまで上がるようなもの。

不眠の悪循環に陥っています。

体力を消耗して寝られないパターンは女性に多く、

勤勉、真面目、努力家タイプの女性が当てはまります。

まず、体力を回復させることを最優先しましょう。

そして、この国特有の同調圧力からくる、

「他人と比較する」「多方面に気を遣う」「不安感を感じやすい」ことも、

女性に多大なストレスや精神的圧力をもたらし、それが不眠をまねいています。

「空気を読む」「気の使い過ぎ」「繊細ちゃん」タイプでしょうか。

感情面の過度なストレスで、眠れないケースは珍しくありません。

精神的な疲労は、気血の消耗が激しくなります。

不眠だけでなく、他に婦人科系の不調や、体調を崩すケースも沢山聞きます。

これらのケースは、どうすれば眠れるようになるでしょうか?

”自分を脱ぐ時間”を持つこと

突然ですが「ちひろさん」という漫画がありまして、

かなりワケありの主人公(女性)が廃墟に入り込み、

死にかけた鳥を眺めつつ、酒を飲みながら

「時には自分を脱ぐ時間が必要」というシーンが出てきます。

ダークですが、でも彼女にとっては必要なことなんですね。

この「自分を脱ぐ時間」って非常に良い表現だと思いませんか?

負の感情を感じ、我慢を溜めこんで吐き出せないまま、

脳がオーバーヒートして、眠れないほど疲れすぎている人は、

負の自分を一刻も早く脱ぎすてること。

ちひろさんのように環境を変えるのも一つの案ですが、

ストレスの源は変わりませんから、まず自分の負を脱ぎ捨てて、

気血と体力を得る方が、不眠解消の最短距離になります。

不眠の人特有の身体に出るサイン

20年この仕事をやっていますが、不眠タイプは基本的に体が固いです。

また、他にもサインがあちこちに出ています。

・首から背中、腰にかけてガチガチに固い

・首を上下左右に動かすと突っ張る

・手足の末端が冷たい、冷え性を感じている

・肌にツヤがない、のっぺりしている、お腹が固い

・逆に顔や頭部はのぼせている

・頭皮がブヨブヨしていることが多い

書いているとキリがありませんが、

寝てない、眠れないカラダは特徴的な固さがあります。

この固さを解消することが、負の自分を脱ぐことであり、眠りをもたらします。

過緊張や不安で固くなったカラダをゆるめると、

少しづつ呼吸が深くなり、乾いたスポンジが水を吸うように、

気血が全身に通い出し、回復していきます。

施術の最中にウトウトしている患者さんもおられますし、

「家に帰って爆睡しました」と嬉しい報告をいただくこともあります。

眠れない、眠りが浅くてお悩みの方は、

繰り返しますが、負の自分を脱ぎ捨てましょう。

アナタの不眠が解消されるよう、負を脱ぐお手伝いをしますよ。

いつでもご相談くださいね。

それでは、また次回。