ホントは教えたくない「良い治療家」の見分け方

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

最近いらっしゃった患者さんが、

「病院に行こうと思ったけど、どこに行けばいいかわからない」

と仰っていて、話を聞いてみると、

「ネットの書き込みをあちこちみたけど、

でもどれがいいのかわからなくて、結局病院いけてない」

とのことでした。

書き込みは一つの指標ですが、皆さんも気にされますか?

でもね、はっきり申しますが、

「病院に関する掲示板の口コミほど、アテにならないものはない」

これ、結構本気です。

※あくまでも個人の意見ですが、治療家を20年以上やってきた上での感想を書いています。

ネットの口コミは本当に信憑性があるのか?

患者さんは不安が大きいので、

「アタリをつかみたい、失敗したくない」

から口コミをみると思うのですが、

いい口コミがあるほうが、いいお医者さんとは限りません。

だって口コミ、業者さんに頼めば書いてもらえるし(笑)

ネットの書き込みの信ぴょう性って、

「よほどいい感想か、悪い感想でない限り、人は書き込まない」

のです。

書き込みする患者さん側は、

治療を希望するのはもちろんのこと、

「お客様は神様」のサービスを要求しているケースも多いです。

「大事な私の身体を任せたのに、

納得いくサービスが受けられなかった!

キー!!」

となってマイナス評価をかきこむのでしょうか。

でもドクター側からすると、

「膨大な業務をこなしていかなきゃならない」

つまり「仕事」であり、サービスどころじゃないんですね。

診る側、診られる側の温度差と、

サービスの要求が年々大きくなりすぎて、

”自称被害者”はどんどん増えていますので、

これらを鵜呑みにするのもいかがなものでしょうね?

長時間話を聞いてくれるのは、本当にいいお医者さん?

大きな病院だと

「よく話を聞いてくれるから、いいお医者さん」

で待ち時間が長かったりしますが、

これも実際は、どうなんでしょう?

ほとんどのドクターは膨大な仕事量に対し、事務的にひたすら仕事をこなさないと、

我が身がもたないので、ダラダラ話している暇はないのです。

瞬時に診察、判断して、さっと切り上げる有能なお医者さんも増えています。

その原則を曲げてでも、話を聞いてくれるというのは、

「仕事ができず腕が悪いか、精神科のお医者さんくらいだ」

と口の悪いドクターがいってたことがありますが、

忙しすぎる現場の人から見ると、話をじっくり聞いてくれる医師はもはや幻で、

ユーザー(患者側)だけが幻想にしがみついたまま、

更に互いの距離が開いているのだそうです。

そりゃ、話を聞いてくれるに越したことはないですが、

ドクターは話を聞くよりも、説明して選択させることが多いので、

患者側も理解する能力が必要になります。

患者さんにとって大事なカラダのことなればこそ、

サービスを希望してる場合ではないのですが、

なぜかそこのところはかみ合わず、

希望が通らなくて過剰なマイナス評価に至るようです。

求めるものが大きすぎと思うのは、私だけではないはず。

それでもやっぱり、書いてある口コミを参考にしますか??

いい治療家の雰囲気や特徴は?

口コミ評価は治療家の世界にもあります。

忙しいドクターと違って、コチラはまことのサービス業ですから、

口コミ評価の数や内容を参考にされる方も多いでしょう。

ただ、治療院の数が増えすぎ、

「口コミ評価を集めて違いを出しましょう!」と集客指導される時代ですから、

真の意味ではあてになりません。

ケアを生業とする側からみた、本当にいい治療家の見分け方は?

というと、あくまでも個人の意見ですが、

まず雰囲気で見るのが一番です。

一昔前の腕の良い治療家さんは、こんな特徴がありました。

・対応が静か、口数は少ない

・女性の場合は優しげな雰囲気

・ちょっと小太りめ、体が丸っこい

・細身の人の場合は目元に笑いじわ

・メガネ率高い

・雰囲気に安定感がある、もしくはややネクラ

・べらべらしゃべらないし、笑顔はあまりない

・低いトーンでゆっくり話す

まあ、いかにも「治療を真面目にします」という、昔ながらのタイプ。

疲れている雰囲気を少しまとった、やや暗い印象で、

余計なことを言わない、職人のような感じ。

信頼は口数が少ない方が得られますし、一昔前はこんな雰囲気が当たりでした。

財前先生のようなギラギラタイプは、あまりいません(笑)

ですが、最近の流れはちょっと変わって、

いい治療家の雰囲気が今までと逆になってきてます。

元気な大泉洋さん風といえばいいのか(ファンの方スミマセン)

・明るい印象、清潔感も高い

・元気でちょっとチャラいのもあり

・茶髪やカラーのヘアが当たり前

・ハイトーンボイスではきはきよく話す

・「大丈夫よ!」と大声で元気づけてくる

・目力が強い、切れ長の目で視線がまっすぐ

・体ががっちりして体育会系

・笑顔の口もと、歯が白い

・モテの雰囲気がある

・女性の場合は巻髪やネイルでキレイな印象

上記とだいぶ違い、陰キャから陽キャに切り替わったという感じ。

最近はこういう治療者の方が、圧倒的に人気があります。

なぜ人気があるのか?答えは簡単、

「明るい元気な人に見てもらうと、自分も元気になる」

という理由がメインです。

実際、こういう人は判断や決断力も高いので、

意外と仕事も早く、実力もあります。

「不幸な占い師に診てもらいたい」とは思う人はいません。

それと同じで、元気なハッピーオーラがでていて、

いかにも健康そうな、明るい雰囲気の人の方が、

患者さんにとっては「自分を元気にしてくれる良い治療家」です。

東洋医学的にみた、決断力と実行力のある治療家とは

東洋医学では決断力は「胆」という臓腑が働きます。

精神活動を行う「肝」のペアであり、

この肝と胆が働くことで、精気が全身に良く廻り、

闊達で元気な印象を与えます。

肝の働きは眼に宿りますから、

目力のある元気な治療家は、一つの指標にしてもいいかもしれませんね。

陽気のおすそ分けをもらえるかもしれません。

ですが、それはどこにいるの?!

といわれると、これは自分で探していただくしかない(汗)

ネットの書き込みは、やっぱりアテにならないんですよ。

相性もありますし、こればかりは足で歩いて探すもの。

あなたにとって、良い治療家さんが見つかり、

相性があって、うまくいくように願っています。

さて、ここまで読んでみて、いかがでしょうか。

今回は好き放題に書きましたが、

私自身はそんな風に、元気いっぱいの治療者か?

というと、残念ながら、全くそうではありません。

見た目は圧倒的に一昔前のタイプでございます・・。

意外と一皮むけば、元気にしゃべり、

だいたいの患者さんは笑顔になって帰られますが、

第一印象は派手なタイプじゃないし(汗)

こうなると雰囲気も見た目も、書いてきたことは全くアテにはならないじゃん!!

と怒られそうですが、もしこの文章を読んで

「フィーリングあいそうだし、一昔前のタイプ、好きです!」

という方は、私で良ければ治療にいつでもいらしてくださいませ(;´∀`)

いつでもお待ちしております。

今日のブログは、個人の感想を書きましたが、

不快にさせるつもりは毛頭ございません。

あくまでも一つの参考にしていただければ幸いです。

それでは、また次回!!