4月、明るくはっきり、鮮やかに物を見るために

こんにちは、やすはら鍼灸院です。
突然ですが「せいめい」と聞いて、何を思い浮かべますか?
お名前は?の「姓名」が一般的ですが、他にもいろんな例があります。
4月5日からは暦の「清明」。
これは、「 清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」という言葉の略です。
「空気は澄んで、陽の光は明るく万物を照らし、
全てがはっきりと鮮やかに見える」
ことを表した言葉で、芽吹いた植物の葉が開き、
「なんの植物か、わかるようになる季節」
を表しています。
「晴明」
これは羽生結弦選手がメダルを取った際の演目で有名ですね。
安倍晴明をモデルとして舞ったそうですが、
晴明の本来の意味は、
「空が晴れ渡って物が明らかなこと、
空が明らかに澄みわたるさま」
を表します。
春、光がさして明るくなりましたが、
皆さんの眼はしっかり見えていますか?
春は、東洋医学では「肝」が元気になり、
血のめぐりがよくなるため、
血を消費する目の働きがあがり、
視界も明るくクリアに見える・・はずなんですが(*_*;
日本独特の風習で、春は書類をたくさん書いて提出したり、
また環境や仕事の変化で目を酷使する機会も多く、
春の時季は特に、眼精疲労やドライアイの人、
疲れ目から頭痛や肩こりの訴えがとても多いです。
春につきものの花粉症で、アレルギー症状も多くなり、
春はスッキリ見えにくい季節。
こんな方は、自分でできるツボ押しケアがあります。

こんな時のおススメはこのツボ、
その名もまさしく「晴明」です。
場所は「目頭の内側、やや上方にある窪んだ所」にあります。

このツボには、「押していれば眼病とは無縁になる」という意味がこめられています。
疲れ目の患者さんには、このツボにハリをすると、
眉間の重さが軽くなり、視界がクリアになって、
頭重感も軽くなり、スッキリ感があじわえます。
4月は曇った状態から、青く澄み渡った空へと変わり、
視界がクリアに見える、はっきりわかる季節。
物事をハッキリ見極めるためにも、
ご自身で、このツボを軽く押してみてください。
3月の花粉でよどみ、かすんだような空も、
4月になれば、美しい空に変わります。
色鮮やかな花、澄み切った空を愛で、
視界から気分よく味わうためにも、
是非このツボ「晴明」を刺激してみてくださいね。
もし、それでも眼精疲労やドライアイの心配がありましたら、
ご相談ください。
当院の鍼灸治療を受けられた方は「視界がクリアになった」と、
喜ばれることが多いです。
目の疲れ、気分一新して爽やかに春を過ごしませんか?
それでは、また次回!!