台風シーズンはカラダをリセットするチャンス!天候に振り回されないカラダの作り方
こんにちは、やすはら鍼灸院です。
夏の終わりは台風がやってきます。
台風が発生する時季は、体調不良の訴えが増えます。
実は、台風は”カラダをリセットするチャンス”ということ、ご存知ですか?
天候の変化に振り回されない体をつくる方法について、書いてみました。
台風時に体調をくずさないためにできること
台風シーズンに体調をくずさない方法は、次の2つです。
①体内の水の流れをよくすること
②胃腸のダメージを回復させること
①体内の水の流れをよくするには
体内の水の流れをよくするために、おススメの方法があります。
それは四股をふむこと。
お相撲さんが土俵でやっているやつですね、
股関節を動かし、重力に逆らって大きく足を持ち上げ、ゆっくりおろす。
時間をかけて下半身を大きく動かしましょう。
気象の影響で不調を訴える人は、カラダが固く、むくみやだるさを訴える人が多いです。
台風の低気圧は、呼吸がしづらく、カラダの水分の流れが悪くなります。
その結果、カラダが膨張、または縮小して不快な痛みが出たり、感覚が過敏になるのです。
これらを解消するために、股関節を動かし、体内の水の流れを良くしましょう。
股関節は人体の中で、最も大きな関節です。
ここを動かし、四股を踏むと、大きな神経や血管が刺激され、血行がよくなります。
10回ほど行うと、カラダが温まり、動きが違ってきます。
呼吸も促進されますし、やってみると意外にスッキリしますよ。
腰痛や股関節痛で動かしにくい方は、こちらの体操もおすすめです。
ゴキブリ体操なんていわれてますが、名前と違って大事な運動です。
末端を動かして全身の流れを良くすることが目的、ぜひやってみてください。
カラダが柔軟で、水分代謝が良ければ、気圧の影響を受けずに済みます。
気候に負けないカラダを作るために、ぜひトライしてみて!
②胃腸のダメージを回復させること
夏はつめたい物や水分を多くとるため、内臓も冷えて、働きが弱っています。
なので、そのダメージを回復させることが大事です。
台風で気圧が下がると、体内の水分バランスが乱れます。
弱っている胃腸に水が集まりすぎると、お腹がゆるくなり、下痢になります。
夏の終わりにお腹を壊すと、内臓から熱が抜け、カラダに力がはいりません。
8月の終わりは、お腹の風邪が増えるんですよね。
他に、こんなケースもあります。
・スイカが大好きだったのに、突然アレルギー症状がでた
・夏の終わりにいきなりジンマシンになった
・熱はないのに関節が痛んで重だるい
これらも、弱った胃腸で免疫力や体力がおち、症状が全身に広がったケースです。
夏の終わりは、胃腸に過度にストレスを抱えたり、ドカ食いで負荷をかけないこと。
そしてもうひとつ、糖分をとりすぎないことも重要です。
食欲がないと、つい甘いものを口にしがちですが、糖分は体内に水をとどめる作用があります。
甘いものの取りすぎは、体内の水の流れが悪くなり、むくみやだるさが強まります。
夏はスポーツドリンクや経口補水液、アイスなど、思っているより糖分を口にしがち。
水分をとったら、お腹がチャポチャポいってませんか?
口にする物を見直してみて下さいね。
秋に向けて、弱っている胃腸をしっかり助け、ダメージを回復させましょう。
意外としられてない台風のメリット
台風は、こんなメリットもあります。
・雨を降らせて高温を下げ、水不足を解消
・赤潮の発生を抑え、生態系を維持
・海流の流れにのって移動し海水を巻きあげて攪拌(かくはん)、漁場を豊かにする
この働きがなければ、漁場や農作物など秋の実りにも影響します。
嫌われ者の台風も、食物連鎖の上では、必要なことなのです。
台風がカラダに影響する理由
台風時は、気圧や湿気の影響を受けて、カラダがダウンします。
人によっては発熱したり、感覚が過敏になったりと、症状がキツイ方もいるかもしれません。
ですが、この不調を治すことが、カラダをリセットする作用になります。
台風一過という言葉がありますね。
台風が通り過ぎた後は空気中のゴミが一掃され、空気が澄んでキレイです。
いったん嵐がきて、エネルギーが氾濫したのち、クリアになる。
東洋医学の考え方も、これと同じです。
台風の気圧や湿気が具合を悪くさせ、カラダの流れを乱します。
その結果、元に戻ろうとする作用が強まります。
いったん不調になったのち、回復の作用が働いて、夏の疲れがリセットされる。
その結果、秋にむけてのカラダが出来上がるのです。
夏の終わりは暑さ疲れが積もり、体力や気力が落ち、元気がなくなります。
そこで、免疫力を刺激し、カラダのテコ入れを図る必要があるのです。
「毒をもってクスリとなす」考えと同じで、反作用も、カラダにとっては必要なこと。
台風の影響も、長い目でみると、体や気候にとって必要ということが、伝わったでしょうか?
体内の水の流れが良くなり、排出を高めて、胃腸の働きが良くなる方法
ではまとめます。
夏の終わり、台風に影響されないために以下の内容を行いましょう。
・甘いものをとりすぎない、デトックスを心がけて
・むくみや夏の水太りを解消することが必要
・運動がニガテなら、四股を踏んで下半身を刺激しましょう
・胃腸の働きを整え、夏の疲れをリセット
体内の水の流れを良くする、排出を高める、胃腸の働きをよくする。
それらには、ハリとお灸もおススメです。
気圧の変調、日中の高温、急なゲリラ雷雨、昼夜の気温差。
夏の終わりから秋のはじめにかけて、気象条件がそれまでとは違ってきます。
これらに振り回されないために、上記の内容を行い、秋に向けてカラダを整えましょう。
秋はエネルギーを体内におさめ、冬に向けて準備をする季節。
気圧や湿気でカラダが落ち着かない、という人はご相談ください。
夏の疲れをリセットして、秋に向けていい波に乗りましょう!