ストレスや緊張から起こる「息が吸えない」悩み。呼吸もカラダも楽になるには
こんにちは、やすはら鍼灸院です。
あなたは今、こんな症状がありますか?
普通にすごしているのに、なぜか息ぐるしい。
胸の奥まで息を吸いこめない、もしくは吐き出せない。
息苦しさが続くと、頭痛や動悸がする。
この症状を感じている女性は多いです。
夏の終わり、特に台風シーズンは、この訴えが増えます。
この症状が楽になる方法を書いてみました。
息が吸い込めない、入っていかない状態を解消するには
息が吸えない状態を解消するには、カラダをゆるめることです。
この症状のかたは、特徴があります。
それは緊張が続いて、上半身がガチガチにこっていること。
・背中や肩がパンパンに張っている
・歯を食いしばることが多い
・首の後ろが固くて上を向けない
・いつも何か背負っているようにカラダが重い
コリの自覚がない方もいますが、こんな傾向が強いですね。
この症状を訴える人は、ストレスや緊張が続いて「カラダのゆるめかた」を忘れています。
カラダをゆるめるには「心地いい」感覚を得ること。
「温かい」「気持ちいい」「安心できる」「気分がいい」
こんな感覚を増やすことで、カラダから力が抜け、呼吸を深くすることができます。
心地いい状態であれば、カラダは安定します。
息が吸い込めず、苦しい方は、あなたの「心地いい」を探しましょう。
カラダをゆるめたいのに、逆効果になるマッサージ
息苦しさとコリがつらくて、整体や接骨院にいく人もいます。
でも、そこで「こってますね!」とガシガシ力強くもまれていませんか?
これ、逆効果なんです。
強くグイグイ押されても、カラダはゆるみません。
多いのが、ほぐすためにピンポイントでグッと押されること。
この庄が強すぎると、「心地いい」を通り越して「痛い」になります。
カラダは「痛い」を防御しようと力が入ります。
その結果、全体が余計に固くなるだけで、もともとのコリもほぐれません。
揉み返しになるケースや、ひどいと熱がでたりします。
力任せに押されて結果がでるわけではないのです。
マッサージを受ける点でも「心地いい」感覚を得ることが重要です。
「息が吸えない」頑張り屋さん
「息が吸えない」症状の人は、真面目で頑張り屋さんが多いです。
頭のなかで常にやることを考え、カラダを動かし続けています。
集中力が高く、疲れても休まず(休めず)、止まりません。
ただ、頭もカラダもフルスロットルで動き続けていると、疲労はたまっていきます。
知らず知らずのうちに肩に力がはいり、自然とカラダが固くなっています。
この状態は「心地いい」からは程遠いですね。
毎日忙しく、充実しているのかもしれません。
が、人のカラダは機械ではないので、その状態が長く続けばいずれ故障します。
息苦しさは、カラダからのサインです。
大きく故障する前に、いったんリセットして、休息を取り入れましょう。
「心地いい」状態になるにはまず睡眠。ただ、眠れない場合は?
時間をかけてできた上半身のガチガチは、同じくらいの時間をかけてほぐしたいもの。
とはいっても、現代人は忙しい、そんな余裕はない!という方も多いでしょう。
そんな方はとにかく「睡眠をとる」ことをお勧めします。
寝ている時は、自然に深く、大きな呼吸ができていますからね。
ですが、ストレスや緊張が続いたせいで、眠れない方もいます。
・眠りが浅い
・いったん目が覚めると眠れない
・夢見が悪い
・寝ても寝足りない、日中頭が働かない
こんな風に寝られず、ストレスになっている場合はどうすればいいでしょうか?
この場合は「人と合って話す」をお勧めします。
もちろん、ストレスを感じない人とですよ?
おしゃべりって、実は重要なんです。
発声して呼吸を導きますし、気分転換や緊張緩和をもたらします。
カウンセリングや、美容院などケア中の会話でも、ストレス解消になります。
他愛ない会話ができた日は、思いがけずカラダが軽くなっているはず。
カラダがゆるむ、楽しくおしゃべりができる相手をみつけてください。
まとめ:息が吸えない患者さんはこんな風に施術します
では、まとめです。
息が吸えない症状の人は、以下をお勧めします。
・自分の「心地いい」を見つける
・強くもまれるマッサージはおすすめしません
・睡眠はしっかりと。眠れなければ人と雑談をする機会をもちましょう
先日、当院に「息が吸えない」患者さんがいらっしゃったので、会話しながら施術しました。
初めての場所で緊張されたと思いますが、
施術中は、色々な話をして、声をかけつつカラダに触れました。
他にも、お灸の煙と香りでリラックスしていただき、声をかけながらハリをうち、
吸い玉の感触が「気持ちいい」と言っていただきました。
施術後は「こんなにスッキリしたのは久しぶりです」と喜んで頂きました。
目に力がもどり、表情が明るくなっていましたね。
もし、あなたが息苦しさを感じているなら、こんな風に施術できます。
本来のあなたのあるべき姿にもどりましょう。
思い切り息を吸い込んで、カラダも気分も軽くなる、そんな日を過ごせるよう、応援しますよ!
私と二人三脚で、カラダを楽にしませんか?