女性の7割が体調不良を感じる梅雨。湿気のとき、食生活で気を付けたいことは?

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

梅雨の季節に体調不良を訴える女性は多いです。

中でも多いのは、頭痛の悩み。

・頭がキーンと痛む

・締め付けられる感じがする

・頭が重くてつらい

・鈍い痛みが続いてドンヨリする

こんな症状に悩んでいませんか?

この時季特有の頭痛について、前回対策を書きました

今回は、食養生で特に気を付けたい点について、書いてみます。

梅雨どきの頭痛、食生活で気を付けたいことは?

梅雨どきの頭痛対策で気を付けたいことはズバリこれ!

はい、読むのをやめないでください。

絶対あまいものをとっちゃダメ!とは言いません。

ちゃんと対策も下に書いていますから、読んでいってくださいね!

甘いものは悪くない。その前にあなたの体調は?

梅雨どきに頭痛に悩まされている方は、こんな傾向がありませんか?

・水分をとると、お腹がポチャポチャ音がする

・足が特にむくみやすい

・触るとお腹が冷えている

・肌が汗でベタベタする

・首のうしろがつまって重たい

このタイプは、カラダに余分な水気がたまり、冷えやすいのです。

冷えると、熱は物理的にどんどん上にのぼり、頭がのぼせた状態になります。

上半身と下半身が熱と冷えに分かれ、アンバランスな状態が続くと、頭痛が出やすくなります。

(長時間の痛みや激痛、いつもと痛みが異なるなど、異変を感じる場合はすぐに病院を受診してくださいね)

頭痛を軽くするには、全身の循環をよくして、熱と冷えの差を解消すること。

なので、汗をかいて頭にこもった熱を飛ばし、頭痛の原因をなくしましょう。

全身の循環がよくなれば、汗をかき、全身のめぐりもよくなります。

では、全身の循環を良くするのに、なぜ甘いものをとりすぎてはいけないのか?

スポーツ選手なんか、比較的糖分を取っていますよね。

実は、甘いものの取りすぎは、カラダの気血のめぐりに関係してきます。

甘いものをとりすぎてはいけない理由

東洋医学では、湿気は胃腸の働きを弱らせ、気血のめぐりを妨げるとされます。

胃腸が弱っているところに、甘いものを過分に摂りすぎると、カラダの流れがさらに鈍ります。

私の師匠は「血がねばる感じ、ながれが遅くなるのよ」と表現していました。

さらさらと、小川のように気血がスムーズに流れていれば、病になることはありません。

ですが、甘い物の取りすぎは、この流れをとどこおらせるのです。

湿気と蒸し暑さで食欲が落ちると、アイスやジュースなど、冷たい甘いものをつい多くとりがち。

でも、甘いもののとりすぎは、こんな症状がでやすくなります。

・カラダがゆるみ、だるさが強まる

・全身がむくんで頭痛が出やすい

・関節がスムーズにうごかず、腰や膝が痛くなる

・お腹が冷え、胃腸の働きが弱り、ガスが溜まったり、張りを感じる

こんな症状がでると、梅雨どきの不快感はますます大きくなります。

気血の流れが悪くなると、熱と冷えのアンバランスがさらに強まり、頭痛も強くなります。

まさか、こんな食生活をおくってませんよね?

「チョコレートは一日一箱は欠かせない」

「毎日何か一つは、お菓子やケーキを口にする」

「スナック菓子の買いだめをしている」

「晩御飯がわりにお菓子で終わりにしている」

若いうちは気血も体力もありますから、なんとかカバーできます。

が、40、50代になってその生活はキャンセルです!

気血のめぐりが弱くなる更年期世代なのに、甘いものを摂りすぎては、更に老化が早まります。

現代社会において「栄養失調」はある意味、自分のカラダに無頓着であり、怠慢です。

タンパク質、ビタミン、カルシウム、ミネラルetc、必要な栄養素は沢山あります。

健康は自分で手に入れるもの。

梅雨で、頭痛になやまされているときは、まず食生活を見直しましょう。

運動が苦手な人へ、おススメの汗のかきかた

アンバランスを解消するために、汗をかくこと、と書きました。

でも「運動がニガテで汗かきたくない」人や、運動する元気もないときもあります。

そんなときは、足湯がおススメ。

ふくらはぎは「第二の心臓」といわれますが、ここが温まると全身の血行がよくなり、汗をかきやすくなります。

バケツにお湯をはり、ふくらはぎから下を集中して温めてください。

お湯が冷めないよう、少し熱めの温度を保つと、循環器に負担をかけず、汗を出しやすくなります。

ジメジメが続いて頭がどんよりして重いとき、ぜひ試してみて下さい。

甘いものがやめられない人へ、この時季オススメの甘味とは

この時季は和菓子、特に小豆をつかったものをとりましょう。

小豆はカラダの水分を排出する作用があります

カラダの水を排出する成分は、小豆の皮に含まれていますから、こしあんより粒あんの方がおススメ。

蒸し暑い梅雨に、冷やしぜんざいもいいですね。

塩分も含まれていますし、少量でも満足感があります。

心の栄養には多少の甘味も必要です!!

ぜひカラダによいもの、喜ぶものを取り入れてみて下さい。

まとめ:梅雨時の頭痛は、全身の流れをよくすることがベスト

では、まとめます。

梅雨どきの頭痛対策は

・カラダを動かして汗をかき、発散する

・運動以外の方法で汗をかいたり、余分な水分を排出するものをとる

湿気が高まる日本特有の季節、梅雨。

梅雨のメリットは潤いを与え、水気を保ち、生命力を強めます。

ですが、気圧や湿気の影響は大きく、女性の7割が体調不良を感じるといわれます。

特に頭痛のときは、気力もおち、思考力も働かないもの。

頭痛を軽くするには、首や頭だけでなく、全身の流れを良くすることが必要です。

甘いものは控えめに、栄養素を考えてたべて、頭痛を防ぎましょう。

もし、頭痛が楽にならないときはご相談ください。

ハリとお灸であなたの全身の流れをよくして、頭痛が楽になるようリードします。

ジメジメ、ムシムシの不快感と頭痛から脱出しましょう!

いつでもご相談くださいね。