「もしかして病気かも?」とスマホで長時間検索してしまう人へ、不安や心配のやわらげ方

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

体調不良が続くと、タイトルのように考えてしまい、次のような行動をしていませんか?

・スマホで症状や病名の検索をし続けて、不安がもっと大きくなる

・芸能人の病気の話を聞くと、自分にあてはめて考えてしまう

・セルフケアや対処法をやってもよくならず、さらに不安が大きくなる

こんな毎日をすごすのは、苦しいですよね。

病気を考えてしまう、あなたの不安をやわらげるために、できることを書いてみました。

不安や心配をやわらげる方法

不安をやわらげるためにやることは、この3つです。

①かかりつけ医をもつ

②カラダを動かして脳の血行をよくする

③不安や心配を1人で抱えこまない

①かかりつけ医をもつ

病気かもしれない、と不安が続くときは、お医者さんにしっかりみてもらいましょう。

具合が悪くて不安なのに、病院に行かない人は意外と多いです。

「もし何か大きな病気だったらと思うと、不安で行けない」

「病院の何科にいけばいいのかわからない」

「お医者さんに相談したいが、緊張して話ができない」

こんなふうに行動にうつせず、時間だけがすぎていってませんか?

知りたくない、怖い、という気持ちもわかります。

が、病気は、はやいうちの発見、対処が必要です。

そのためにも、日頃から相談しやすいかかりつけ医がいるといいですね。

かかりつけ医がいない、何科にいけばわからない場合は、

まずは近所の内科さんに相談されることをおススメします。

他にも厚生労働省の「上手な医療のかかり方」というページもありますので、こちらも参考にしてください。

早く受診すればそのぶん、不安や心配の解消も早まります。

ちなみに「病院の評判」は、検索するだけ時間の無駄ですから、やらないこと。

「あたりのお医者さん」にマッチングしたい気持ちもわかりますが、

お見合いと一緒で、最初から百パーセントうまくいくことは少ないです。

診察で、不安や心配を長々と訴える方もいますが、

これをやるとほぼ、お医者さんとの関係がうまくいきません。

なぜなら病院のドクターは「カラダの具合をみる」のあって、

「あなたの不安の面倒をみる」のではないから。

まず自分の状態をきちんと、お医者さんに説明しましょう。

自分の体調をメモに書いてまとめておくと、スムーズに進みます。

それが、お医者さんとうまくいく第一歩です。

病気の専門家にしっかり診察してもらい、不安を早目に解消しましょう。

②カラダを動かして脳の血行をよくする

不安やネガティブな考えがとまらない時は、カラダを動かし、脳の血行をよくしましょう。

脳の血行が悪いと、気分が落ち込む、不安が強まるなど、マイナス思考が続きます。

不安でスマホ検索に時間を費やす人も多いですが、指先だけ動かして解消するなら、みんな苦労はしません。

大事なことは、脳も含めて全身の血行をよくすること。

不安な気持ちをなくしたいときこそ、カラダを動かして、思考を切り替えましょう。

脳の血行をよくするオススメは、ウォーキング。

歩くと脳は元気になり、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。

カラダを動かすのは、薬やセラピーを受けるのと同じくらい、効果があるそうです。

・ストレスを感じにくくなる

・気分の落ち込みが軽くなる

・老化の防止やストレッチ効果がある

など、いいことづくめ。

東洋医学では「血は神明(しんめい)をつかさどる」と表現します。

これは全身に血がめぐっていれば、精神が安定し保たれる、ということ。

なので、血をめぐらせることを優先しましょう。

「血をめぐらせるなら、あたためればいい」と暖房器具を考えるかもしれませんが、

これは部分的に温かくなるだけで、脳の血行はよくなりません。

体を動かして気持ちを切り替え、病気を考えない時間を持つことが必要です。

③不安や心配を1人で抱えこまない

「病気かもしれない」という自分の不安や心配を、頭の中で抱え込まず、口に出したり、外にあらわしましょう。

例えば、日記や紙に書きだしたり、カウンセリングやセラピストに自分の気持ちを聞いてもらうのもいいですね。

不安の原因やその正体を、別の角度から見直すことは大事です。

人は、頭の中で不安や心配を繰り返し感じていると、どんどん悪いほうに考える傾向があります。

悪化させないためには、自分の状態を客観的に、冷静に理解すること。

頭の中で同じことを考え続けるよりも、まずどこかに吐き出しましょう。

「周囲にいうと迷惑だから」と抱えこんでしまう人もいますが、それは逆効果です。

私の師匠は、不安や心配を我慢してしまう患者さんには、次のように答えていました。

ゼロには、なにをかけてもゼロなのよ。

不安や心配を、1人で何倍にして考え続けても、現実はかわらない。

自分で悩みをふくらまさず、楽になる行動に早くうつすことが大事よ。

ここで治療受けにくるのも、楽になる行動よね。」

そういいながら鍼灸治療を行っていました。

不安を1人で抱え続けていると、体調も悪化したり、家族や周囲の関係にも影響を及ぼします。

こうなると、患者さんだけでなく、周囲にもマイナスですよね。

まずは不安を抱え込んで大きくせず、誰かに相談したり、書き出してみませんか?

それが、あなたが早く楽になる最初の一歩目です。

まとめ:女性は不安をかかえやすい

では、まとめます。

自分が病気ではないか、と不安や心配が続いているひとは、次の3つを心がけてください。

・かかりつけ医に相談し、きちんと診察してもらう

・カラダを動かし、不安を考えない時間を作る

・自分の中で不安を膨らまさず、外にだして表す

女性は男性にくらべ、ストレスを感じる割合が高く、不安や心配を感じやすいといわれます。

そして、コロナ禍では不安を感じ、カラダに症状を訴える女性が非常に増えました。

外出できず、人に会うのも制限され、不安や心配を我慢するしかなかったからです。

今もその影響は残っていて、体調不良を訴える患者さんが来られます。

不安や心配が続くと気を大きく消耗し、全身の気の流れも悪くなります。

その結果、カラダの症状もたくさんでてきます。

これらをなくすためにも、まず気の消耗を減らし、全身の流れを整えましょう。

「不安が高まると、自分の頭のなかだけで自己完結しつつある。

気づきと安心をあたえることができれば、治療としては正解だけどね。

治療をうけにくるのも、不安を吐き出す方法の1つよ」

というのが師匠の教えでした。

治療の時は、いつもこの言葉を心にとめて行っています。

あなたの不安や心配しすぎの気持ちを、吐き出して楽になってみませんか??

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