「さっきもいったのに、一時間トイレを我慢できない」過活動膀胱でお悩みのあなたにやってほしいこと

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

あなたは、こんな症状で悩んでいませんか?

「仕事中にしょっちゅうトイレにいきたくなり、人目が気になる」

「寝る前にいったのに、夜中にトイレにいきたくて目が覚めるので、眠りが浅い」

「重いものをもった瞬間や、くしゃみの際に尿漏れしてしまう」

こんな症状を少しでも良くするために、日常でできることを書いてみました。

日常生活に影響が出る過活動性膀胱

日中にトイレで排尿する回数は、平均で6~8回だそうです。

ただ、回数に関係なく、お手洗いにいってもひんぱんに尿意を感じ、

日常生活に負担がかかる症状を「過活動膀胱」と言います。

・仕事中、30分おきにいきたくなる

・トイレが心配で外出できない

・時折、咳やクシャミで少しもらしてしまう

こんな症状で困っている方は、かなり多いです。

閉経間近の更年期世代から、過活動膀胱の症状を訴える人が増えますが、

最近は30代や、40代前半で困っている人も珍しくありません。

更年期世代が過活動膀胱になりやすい理由

更年期世代が過活動膀胱になりやすい原因は、女性ホルモンの影響といわれます。

女性ホルモンはカラダを安定させるホルモンです。

でも閉経が近くなり、女性ホルモン量がへると、

尿道周辺の組織が薄くなって知覚過敏になるため、頻尿になるといわれます。

他にも次のような原因が重なって、過活動膀胱の尿漏れや、頻尿の傾向がでやすくなります。

・妊娠・出産で膀胱や尿道を支える筋肉が傷んでいる

・冷え性が強まるため、トイレが近くなる

・閉経以降は体重が増え、膀胱に腹圧がかかる傾向がある

過活動膀胱の症状でお悩みの場合は、まず泌尿器科を受診しましょう。

トイレの問題は、人に相談しにくい悩みですが、だからこそ、専門家に診てもらう必要があります。

後ろに病気が隠れているケースもありますから、まずは相談してください。

また、過活動膀胱は、精神的な不安やストレスも原因になります。

薬を処方してもらう以外に、これらの感情に対処していくことも必要です。

過活動膀胱へのアプローチ

過活動膀胱を改善するアプローチは、次の3つの方法があります。

①深呼吸をする

②運動する

③日光を浴びる

①深呼吸をする

深呼吸は体内の水分代謝を良くします。

東洋医学では、カラダから水分を出す働きは、呼吸をする「肺」が関わっています。

肺を使って、深く大きな呼吸を続けると、体内の水のめぐりがよくなります。

カラダの水はけが良くなると、冷えが減るため、ひんぱんにトイレにいく回数も減ります。

また、深呼吸を行うことで、過敏になっている感覚が落ち着きます。

あまりにひんぱんにトイレに行きたい感覚がある場合は、長く続けて深呼吸を行ってみて下さい。

別のことに集中していると、尿意への感覚や意識を遠ざけることができます。

深呼吸は緊張をゆるめる、ストレスを軽くする、リラックス効果をもたらすなど様々な効果があります。

そして場所をえらばず、手軽にできるのでおすすめです。

切迫する尿意で、焦りや不安が大きいかたは、深呼吸でストレスを減らしましょう。

②運動する

運動は、過活動膀胱に最もおすすめです。

運動に集中している間は、不安やストレスを「忘れる」ことができます。

「トイレに行きたいけど、さっきも行ったばかり。

少しは我慢しないといけないけど、やっぱり感覚がおさまらないから、トイレで安心したい」

こんなふうに脳内で葛藤している方は、ぜひカラダを動かして運動してみましょう。

全身を動かし、軽く息があがるくらいのウォーキングや、ランニングもいいですね。

実際に、運動すると血行が良くなり、下半身にたまった水分を排出しやすくなりますし、

汗で発散できますから、排尿の回数が減ります。

また、排尿にかかわる部分の引き締め運動も行いましょう。

膀胱や尿道の周囲を引き締める骨盤底筋を鍛える体操が有名です。

キュッと肛門を閉めるつもりで、下半身に力を入れてみて下さい。

下腹部に力が入ると、膀胱や尿道周囲の筋肉が引き締まり、尿漏れを防げます。

この運動も、場所を選ばず、簡単にできます。

婦人科のドクターから、次のように教わったことがあります。

30分起きにトイレに行きたくなっても、膀胱が楽になるからと甘やかさない。

下半身に力を入れることを繰り返して、トイレにいく時間を徐々に伸ばしてみて。

トイレに行きたい意識を、紛らわすことも大事

運動に集中して忘れる、感覚をまぎらわせることで、過活動膀胱の症状を楽にすることができます。

日常生活に運動をとりいれて、カラダと意識を変えていきましょう。

③日光を浴びる

過活動膀胱は、精神的な不安やストレスが原因で起こりますが、

日光を浴びることで、これらの不安を減らすことができます。

夜間の頻尿で深く眠れず、寝起きがスッキリしない場合も、日光を浴びることは有効です。

日光を浴びると、脳内に幸せホルモンが分泌され、ストレスを軽減してカラダがリラックスします。

ある40代の女性患者さんのお話ですが、

この方はひんぱんに尿意を感じ、トイレにいっても感覚が解消せず、仕事に集中できなくて困っていました。

接客業で緊張が続くなか、尿意を我慢していると、カラダもガチガチに。

ストレスに悩まされていましたが、ある時みたyoutubeで、リラックスの方法として、気孔の呼吸法が紹介されていました。

それは、朝起きて太陽を浴びながら5分間、瞑想と共に腹式呼吸をするというもの。

この内容を取り入れて、毎日行ったそうです。

すると、続けているうちに切迫した尿意が徐々に収まってきたのだとか。

「朝起き抜けに日光を浴びながら、ゆっくり呼吸をしてると、不安感が徐々に収まり、リラックスできるのを感じます。

一日の始まりと共に、カラダにエネルギーを充電する感じです

こんなふうに、感想を教えてくれました。

焦りや不安をすぐになくすことは非常に難しいですが、

小さなことをコツコツ続けていくと、カラダや気持ちは必ず変わっていきます。

朝起きて日光を浴びることなら、簡単にできそうじゃないですか?

不安や緊張に対処したい場合は、ぜひやってみてください。

エネルギーを体に取り込み、不安や焦り、ストレスの源を少しずつ減らしていきましょう。

まとめ:過活動膀胱の症状は、リラックスで解消を

深呼吸をする、運動をする、日光をあびる。

どれも簡単にできることですから、ぜひ、続けて行ってみて下さい。

年齢を経るにつれて、どうしてもシモの悩みは増えていきます。

だからこそ、できることを早めに行って、対処していきましょう。

深呼吸や運動を続けるうち、カラダがかわってきたと感じたら、しめたもの。

意識して身体を動かし、脳に働きかけて、過活動膀胱の症状から脱出しましょう!

もし、過活動膀胱が続いて、緊張や不安でカラダが疲れている方は、リラックスが必要です。

カラダと気持ちをゆるめたい、いつも尿意を感じて不安や焦りが大きい。

そんなお悩みがある方は、ハリやお灸でリラックスしませんか?

リラックスが必要な方はいつでもご相談くださいね。