天候や湿気で身体がだるいとき、どうしていますか?簡単にできる元気スイッチの入れかた
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

あなたは、天候や湿気で体調が左右されますか?
雨が降る前は、どことなく全身がだるかったり、体が重かったり。

天候が原因の体調不良は、確かに多いです。
天候に振り回されて、ドンヨリ落ち込まないために、できることを書いてみました。
方法は二つあります。
1つ目:まずは台所にいって、ちょっとだけ塩分をとりましょう。
手のひらに粗塩を少量おいて、なめるだけでOK。
2つ目:発声練習や、1人カラオケをやってみましょう。
お腹から声を出すのがおススメです。
塩をとる理由は?
なぜ、塩なのか?は体の水分が関係しています。
ミネラルを含んだ塩分は、全身を引き締めて余分な水分を排出してくれます。
(持病をお持ちの方は塩分を摂りすぎないよう、気を付けて)
天候や気圧で体調が不安定になるのは、体内の水分バランスが乱れることが原因。
ヒトの体は6割が水分でできていますが、体の中の流れが悪くなると、症状がでます。

解消法は、この停滞した流れをよくすること。
食養生では「塩は体をあたためるもの、砂糖は冷やすもの」とされています。
だるいときや、体調不良の時は、安心のために甘いものが欲しくなりますが、
甘いものの取りすぎは、体をゆるませ、水分を停滞させ、気血の流れを悪くします。
体へスイッチを入れるなら、塩分がオススメ。
塩気のあるものをダラダラ食べるのではなく、わずかな量の塩分で構いません。
味覚への刺激で、体がシャキッとしますよ。
喉がかわいたら、水分補給して、新陳代謝を促しましょう。

発声練習をする理由
血行を良くすると、水分を排出する動きも高まります。
なので入浴や軽い運動、ストレッチがオススメ。
とはいっても、元気になれないのに運動なんて無理!という方も多いでしょう。
特に、湿気が高い季節は体が重くて、気力がわかないんですよね。
そんなときこそ、声を出すのが大事。
声を出し続けることは、意外にカロリーを消費します。
声を出すために、息を吸って、吐くことでエネルギーもめぐり、
体の中の水分を入れ替える行動につながるのです。
口呼吸で水分を取る機会も増えますし、
お腹から声を出すと腹圧が高まり、排出する動きにつながります。
歌うのが苦手なら、掛け声を出しながらの体操でもOK。
脇腹の筋肉を動かすと、呼吸が深くなります。
胸郭が動いて横隔膜が上下し、息が通ると、徐々にエンジンがかかってきますよ。

数字のカウントなど、できるかぎり声を出すことがコツ。
声を出すことで上に書いたように、お腹に力も入ります。
だるさで力が入らない状態から、少しづつ脱出しましょう。
東洋医学からみた気力がわかない原因
東洋医学では、湿気は内臓の働きを弱めるとされます。
エネルギー、つまり気血を全身にめぐらせる働きが弱くなるのです。
なので体も動きにくいし、気力もわかない。
入浴や運動もめんどう、何かをする元気も出ない!
と思ったら、簡単にできるこれらの方法をやってみてください。
できることから、まず始めてみましょう。
全身の「だるさ」は病気とつながっていることもあるため、侮れません。
だるさが長く続く場合は、しっかり検査してもらってくださいね。
でも、これらの対処法で、元気スイッチが入ったならヨシ!

ちなみにだるさや体の重さの切り替えに、ハリとお灸の施術も効果的ですよ。
上記と合わせて試してみてください。
高温多湿の時季をうまくのりこえられるよう、応援しています。