女性同士だからこそ、相談OK!人には言えない「肛門痛の悩み」に対処できます
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

当院の患者さんは9割以上が女性です。
ので、生理痛や婦人科疾患など、女性特有のお悩み相談をよくされます。
でも、たとえ女性同士であっても、相談しづらい悩みがありますよね。
タイトルのように「おしりの穴が痛む悩み」は最も相談しづらい場所です。
今回はその場所の相談の話です。
お尻の穴のお悩み相談あれこれ
Aさん (30代 女性)
「急にお尻の穴に、電気が走るような痛みがくるんです。
前ぶれもなく、とつぜんズキーン!とくるので、痛くて動けません。
生理中に痛みが来ることが多いかな。
痛くて固まっていると、家族に不思議がられます」
Bさん (10代 女性)
ときどき脳天からお尻の穴まで、突き抜けるような痛みがくることがあります。
急に来るので「ウッ」とか声が出そうになります。
生理痛がもともとひどいですが、生理前に来ることが多いです。
Cさん(40代 女性)
お尻の穴に、ものすごい圧迫感のような、ぐりぐり押されるような痛みが走ることがあります。
うまく表現できないんですが、思わずのけぞる感じ。
病院にいってレントゲン取ってもらったこともありますが、「異常なし」でした。

ここの痛み、女性だけでなく男性でも起こります。
星野源さんがラジオでこの話題をしたあと、かなり反響があったそう。
(気になる方は「星野源 モニカ病について」でよんでみて下さいね)
この突発性肛門痛、原因不明、対処法も無しとされています。
でも、本当にそうでしょうか?
東洋医学ではこんな風に考えます。
東洋医学における肛門の痛みのとらえかた
東洋医学では、肛門のことを「魄門(はくもん)」と表します。
すこし難しい話になりますが、魄は肉体をつかさどる陰の気のこと。
それが出てくる門、ということでこの名前となりました。
つまり肛門は、陰の気が下に降って、便がでる場所。
でも、ここが痛んだり、または痔で出血することは、気の通りに問題があるということ。
気が下に降りない、気の流れがスムーズにいかないために、トラブルとなっているのです。

ストレスや睡眠不足、イライラや落ち込みといった感情があると、気の流れは簡単に阻害されます。
患者さんのお話をきいていると、根を詰めて、いろいろ考えすぎるくらい考えて過ごしている方が多いです。
この状態ではうまくエネルギーも上から下には流れません。
気の流れを阻害しているものを取り除き、全身の流れをよくすること。
そうすることで「いつくるかわからない肛門の痛み」からは解放されます。
ちなみに、肛門痛だからといって、その場所を施術することはありません。

施術の目的は深く息ができるカラダになること
施術の目的は、リラックスして、深く呼吸ができるようになること。
頭の奥にあるモヤモヤを少しでも吐き出してもらうこと。
この二つが大事ですから、痛む場所に直接触れたり、観察するなんてことはありえません。
おしりの痛む場所以外からのアプローチをします。
手足のツボを取りながら、たくさんおしゃべりして、笑ってもらえるよう心掛けています。

施術が終わった患者さんは、みなさんリラックスした顔になって帰られます。
息が深く通ることを忘れてしまったら、カラダのどこかに影響が出てきます。
そのくらい、日々頑張っているのですから、どこかで「ゆるめる」ことが必要なのです。
自分が根を詰めていることに気づかない日々が続いて、奇妙な痛みに悩まされる。
それは本来の、あるべき姿ではありません。
婦人科系も含め”下の悩み”は確かに相談しにくいです。
ですが、抱え込んでいることで、気の流れは阻害されて少々が長引きます。
もし、あなたが上記の患者さんたちのように、同じ痛みに悩まされていたら、気軽にご相談下さい。
ハリとお灸で、「気の通るカラダ」になって、謎の痛みから解放されませんか?

