病院では『異常なし』と言われても、気圧が下がるとつらくなる…そんな経験ありませんか?

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

「病院では異常なしと言われるのに、台風や雨の日になると頭痛や、めまいでつらい」

そんな経験はありませんか?

2025年の10月は、台風発生がふえるかも?という記事がありました。

台風前は気圧の変調で、痛みや不調を感じる“気象病”に悩む方がとても多くなります。

実際「天気図をみただけで頭が重くなる」というケースも珍しくありません。

では、少しでも楽に過ごすにはどうすればよいのでしょうか?

気象病対策のコツは3つの「「あ」

気象病を和らげるコツは「安心・安全・あたたかく」して過ごすこと。

具体的な方法を3つご紹介します。

①安心できる場所で、感覚をシャットダウン

まず、安心できる場所でリラックスすることが大切です。

低気圧で感覚が過敏になっているときは、カラダの隅々まで酸素がいきわたらない状態になっています。

そのため、頭痛や耳鳴り、だるさといった症状が出やすく、体が「休みたい」というサインを送っているのです。

天気予報や台風情報を見ただけで、不調が強くなる方もいます。

そんなときは、思い切ってテレビやニュースから離れましょう。

耳鳴りや違和感がある場合は、耳当てやアイマスクで感覚を遮断してみてください。

低気圧の影響で体が過敏になっているときは、外からの刺激を減らすことが回復の助けになります。

②カラダの「ある部分」を温め、流れをよくする

気象病対策は血行改善に温めるのが良い、とされています。

気象病は、耳の奥にある気圧センサーが気圧の変化を感知し、過剰反応することで起こります。

耳の周りの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、天気痛をおこしやすくなります。

そのため、天気痛がおこりそうなときは、内耳の血行をよくすることが効果的な予防方法となります。

(大正製薬HPより引用しました)

なので、温めのおすすめポイントは「耳周囲」。

大正製薬のHPは実際、耳をひっぱる、マッサージすることも有効と紹介しています。

個人的なおススメは「耳の温めカイロ」。

最近睡眠不足で頭が重いとき、またストレスで頭の中が騒がしいときに使いました。

この部分を温めると、首や頭の重さが楽になるのでお勧めです。

眠気が出るほど気持ちよく、首周りがリラックスして、ほっと一息つけました。

気象病で頭痛がおきそうなサインがあるとき、使ってみてはいかがでしょうか?

③やる”べき”論を遠ざけてリラックス

低気圧の日こそ“休む勇気”がいちばんの養生です。

当院の患者さんはこのタイプが非常に多いのですが、

東洋医学では、イライラや疲れ、落ち込みは体の気のめぐりを阻害し、流れを妨げ、頭に熱が昇ります。

その結果、頭痛や耳鳴りが起こると考えます。

低気圧で体調がゆらいでいるときは、無理をせず“今日は甘えていい”と自身に許可を出すこと。

『安心して休むこと』も立派なケアです。

まずは一端、「やるべき」ことを手放し、何も考えない時間をとってみてはいかがでしょうか?

まとめ

気象病は、気合や我慢で乗り切るものではありません。

「安心・安全・あたたかく」――この3つをぜひ、意識してすごしてみてください。

台風の被害は大きいですが、自然界においては次のような役割があります。

・空気をキレイにする

・水の循環を促し赤潮の発生を防ぐ

・水不足を解消

・漁場を豊かにする

これらは、循環する世界において必要なものです。

ただ、台風の人体への影響は、不快感を感じる場合が多いのが残念です。

まず体がふりまわされないよう、防災と同じく、カラダの守りを固めましょう。

特に首や肩のこり、耳鳴りや頭痛にお悩みのかたは、注意が必要です。

上記に書いたように、台風シーズンは不快感が増すケースが増えます。

その悩みの種を、まずは減らしませんか?

ハリとお灸で血行を良くして、今の不調を減らしませんか?

写真のように、首肩回りのつまりを、お灸で解消することもできます。

女性ならではのしんどいケースも多々、扱っています。

女性同士だからこそ安心して話せることもありますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。