「これをしただけでゆっくり眠れる」四季のおすすめ睡眠方法
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

最近、よく眠れなかったり、朝早くに目が覚めすぎたりして、困っていませんか?
実は季節によって、ぐっすり眠れない理由が異なるケースがあります。
そこで本日は、季節ごとに、眠れない理由と解決策についてお伝えしていきます。
1・春(3月~4月)に眠れない理由と対策
「夜、寝ているはずなのに、日中眠くて仕方ない」という患者さんが増える時季です。
この時季の睡眠は「早寝早起き」がコツ。
なぜなら、冬から春に変わる時は、体力がいるんですね。
三寒四温の言葉おあるように、日々急激な気温差で、自律神経に負担がかかるためです。

これは東洋医学では「気虚(ききょ)」といって、全身のエネルギーが少ない人に良く見られる状態。
だからこそ、早寝早起きで、体力の回復が重要です。
新年度スタートで、気疲れする時季でもあるので、夜はなるべく早く寝て、回復をはかること。
眠りが浅い人や、朝早く目が覚めてしまう人は、温め機能の付いたアイマスクがオススメです。
目元が温まることで、入眠しやすく、睡眠の質が良くなるそうですよ。
なるべく早く、早寝早起きするよう、工夫をしてみましょう。
2.夏(5月~8月)に眠れない理由と対策
夏は蒸し暑さに悩まされ、起きた瞬間から、だるさや疲れを感じる人が増えます。
この時季は「睡眠環境を整える」ことに集中しましょう。

暑すぎると寝苦しくて、体は疲れているのに熟睡できず、眠りが浅い時があります。
しっかり眠って体力を回復しないと、昼のパフォーマンスも落ちますからね。
昼寝で体力を回復できればいいですが、仕事中はそうもいきません。
夏場のよふかしは回復が遅れて、ますます体力が落ちるので気を付けて。
睡眠環境を整えるとは、
・寝具や肌に触れるものを変える
・エアコンの調整
・入浴で疲労を減らし、入眠しやすくする、
・消化にエネルギーをとられないよう、寝る前に食べ過ぎない
・好みの香りを取り入れて寝ごこちを軽くする
・入浴剤でリラックスして暑さ疲れをやわらげる
など、できる方法は沢山あります。
できることを1つでも増やして、暑さ疲れを減らし、しっかり眠り、体力の回復に専念しましょう。
3・秋(9月~11月)に眠れない理由と対策
体温調節がしにくい秋は、冷えが増すにつれ、気持ちと体が不安定になりがち。
自律神経症状が出やすいこの季節は、「ゆったりした気持ちで寝る」ことが重要です。
暗さと寒さが増すと、不安が大きくなります。
秋の夕暮れ時は、外出を早目に切り上げ、夜は温かくゆったり休みましょう。

「秋の夜長」は、夜更かしすることではありません。
「日中を気分よく過ごし、充実した夜をすごす」ことの表現です。
安心して夜をすごし、ゆっくり眠ることで、不安定な気持ちも落ち着きます。
この時季のオススメはレッグウォーマー。
足首周りをしっかり温かくして、血行を良くしてくれます。
足元から体が温まると、気持ちが安定し、眠りも深くなりますよ。
秋の夜長をゆったり温かく過ごして、冬に備えましょう。
4・冬(12月~2月)に眠れない理由と対策
寒い冬を過ごすのに大事なことは2つ。
・日中に冷えすぎない
・早く寝て、遅く起きる
冬は春に向けて、エネルギーを蓄える時季です。
だからこそ、風邪をひいて体力を消耗することは、避けなければいけません。
動物は冬眠しますが、人間にはムリですよね。
だから、深くゆっくり眠ることで体力を温存します。
手足が冷えて寝つきが悪い方は、湯たんぽや電気毛布で温まりましょう。

加湿器を使えば風邪の予防もできます。
重い布団は眠りが深くなる、というデータもあるので、
毛布を重る、おもたい布団を使うなど、寝具えの工夫もありです。
「冬は日がさしてから起きるべし」と昔の本にも書かれています。
ゆっくり休み、深く眠る日を続けて、寒い季節を乗り越えましょう。
睡眠の質を良くして体力を回復したい人へ
四季それぞれの眠れる工夫、いかがですか?
季節が違えば着るものも変わるように、
睡眠の時間帯やリズム、眠りの深さも異なります。
人によって睡眠の工夫やコツは異なりますが、
体力の回復はとにかく睡眠が中心。
みなさんがぐっすり眠れて、健康的な生活を過ごせることを願っています。
もちろん、体力の回復、暑さ疲れ、自律神経の調整や冷えの解消には、
ハリとお灸も役に立てますよ。
眠りを良くして体力を回復したい!という方は、遠慮なくご相談くださいね。
それでは、また次回。