「ぜったいにインフルエンザにかかりたくない!」人のための、今すぐできる防御法

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

インフルエンザが全国的に流行し、「警報」レベルになりました(11月21日現在)。

かなりの勢いで蔓延していますが、感染した方は

「感染して抗体ができた、もうワクチン打たなくていい」

と思っていませんか?

残念ながら、インフルエンザA型は、二回かかることもあります!

今年の流行は長引いて、二度めの感染者も増えそうです。

なぜ、今年の流行はこんなに早かったのでしょうか?

今年はインフルエンザが流行る土台ができていた?

先日、インフルエンザにかかりやすい人の特徴」というニュースがありました

この記事によると、次の5つのタイプがかかりやすいそうです。

①血糖が高い

②肺炎の既往歴

③多忙&睡眠不足

④栄養不良

⑤アレルギー体質

2025年の前半は百日咳が流行り、肺炎の既往歴を持つ方も少なくありませんでした。

つまり②の流行の土台ができていたわけです。

そして③と④は若い人の流行の原因でもあります。

私は過去に、6年連続インフルエンザに罹ったことがあるんですが(>_<)

思いかえしてみると、かかった理由はズバリ③そのもの!

家事と仕事と育児に追われて、睡眠時間が6時間以下だったころは、毎年倒れてました(*_*;

さらに④の栄養失調ですが「きちんと栄養のあるものを食べる」

これ、若い人は思っているよりできていません。

免疫力アップのためのビタミンや食物繊維、カラダを温めるミネラルなどがとれていますか?

そしてこれらに加え、①か⑤の体質もあると、リスクがどんどん上がります。

二度もかかるのなんて絶対いや!という人は③と④の対策をしっかり行いましょう!

東洋医学からみたインフルエンザ対策

正直、インフルエンザにかかったときは「温かくして水分を取り、寝る」に限ります。

ので、かからないための予防が重要になります。

インフルエンザの「邪気」を追い出すために、正気がしっかり働くこと、そしてその力を弱らせないこと。

これが東洋医学で考える「予防」の核心です。

正気がしっかり働くには、次の3つが大事になります。

①「温めて緊張をほぐし、全身をゆるめる」

邪気は、首の後ろから入るとされています。

首まわりや背中がこわばり、血行が悪いと、外からの邪気も入りやすくなります。

なのでこの部分を冷やさず、温めて血行を良くして、守りを固めましょう。

私も「風邪の引きはじめ?」と感じたときは、即効この部分にカイロを貼ります。

地味といえば地味、ハッキリ言えば年寄りくさいかもしれません。

ですが、東洋医学では立派な「外から入れないための壁づくり」です。

肩甲骨間がつまった感じがする、悪寒がするなど、サインを感じたら、まずは温め、血行を良くしましょう。

②「不足をつくらない」

上記にかいたような睡眠不足や栄養不足も含め、日常の「足りない」をつくらないこと。

冬の養生は温かくして、心配事なくすごし、大汗をかかないことがコツ。

つまり、これらに足りないものを作らないことが大事になります。

・温め不足

・不安やストレス解消不足

・脱水による水分不足

などなど、足りないものをつくらないよう、日常生活を心がけること。

女性は本当に我慢が上手ないきものですが、病になりたくないときこそ、我慢と無理は禁物です。

自分のカラダにできる限り「いい栄養を与える」つもりで過ごしましょう!

③「いつも通りにすごす」

年末になると、どうしても気忙しさ、慌ただしさで日常生活のリズムも崩れます。

ですが、こんなときだからこそ、いつも通りに過ごしてリズムをなるべく崩さないこと。

東洋医学では、心が落ち着くことで体内の守りも整う、と考えます。

忙しさで余裕がなくなると、気が高ぶってカラダは固くなり、冷えても気づきにくくなります。

冷えが続くと侵入を許しやすい状態になりますから、まずは呼吸を深め、肩の力を抜くこと。

次にやることで頭の中がいっぱいになったら、いったんリセットが必要です。

では、まとめます。

今すぐできるインフルエンザ対策として、次の4つが必要です。

・温める、ゆるめる
・補う
・ペースを崩さない
・無理をしすぎない

そして、風邪は引きはじめと引き終わりが肝心です。

引きはじめは皆さん、悪化しないよう注意します。

が、病が峠を越してからは、後れをとりもどそうとしたり、休んだ分頑張らねば、と無理をしがち。

長引かないよう、しっかり治しきることを心がけましょう。

そして、絶対にかかりたくないという方へのおススメとして、ハリとお灸があります。

ハリで背中のこわばりをほぐし、お灸で呼吸器のツボにアプローチすることでカラダの守りを高めます。

また、吸い玉は背中の血行を良くして、「瘀血」とよばれる滞りを流し、冷えやコリの改善に効果があります。

今のカラダが疲れている、強張っている、冷えて温まりたいのにその力が弱っている。

そう思った方は、いつでもご相談ください。

ハリとお灸と吸い玉で、気血が流れる温かいカラダになって、無事に回復しましょう!