「自分が具合が悪いとき、どうしていますか?」49歳女性鍼灸師の整え方
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

タイトルの質問ですが、患者さんからよく聞かれます。
私も49歳、あと半年で50歳、まさに更年期世代の真っ最中です。
体調がすぐれないとき、どうしているのか?の質問にお答えします。
具合が悪いとき、やっていることはズバリこれ
答えはひとつ――「寝ること」です。
具合が悪いときは、家事も仕事も放置。
できるだけ早く布団に入り、とにかく眠ります。
(入眠剤を使うこともありますが、飲みすぎには注意しています。)
起きた直後は少しだるいこともあります。
それでも、無理にでも眠った方が日中は元気に動けます。
実は、他の女性鍼灸師に聞いても答えは同じ。
みんな「寝ること」が一番だと言います。

ただ、更年期世代の女性には「夜になると目がさえる」タイプが多いのも事実。
夕食後にうたた寝 → 夜中に目が覚める → 朝だるい…。
これを繰り返すと、睡眠負債になってしまいます。
実母(78歳)もそのタイプで、20年近く同じパターン。
「肩が凝る」「足がだるい」「膝がしんどい」と訴えていますが、睡眠不足が大きな原因だと思います。
睡眠不足は美容にも健康にも大敵。
スマホの夜更かしも要注意です。
だから私は、体調が悪いときこそ「寝ること」を最優先。
まずは脳と体を休め、回復力を取り戻すことが一番大切だと思っています。
眠れないとき、どうしていますか?
日頃寝つきはいい方ですが、ストレスが強いと「頭が騒いで眠れない」場合もあります。
そんなときは、市販の温めグッズに頼ります。
・蒸気で温めるアイマスク
・レンジで温める冷え取りグッズ
・足首を温めるレッグウォーマー
この3つは私の必須アイテム、常に家に常備しています。
最近は「耳を温める使い捨てグッズ」も試してみる予定です。

首を温めることもありますが、どちらかといえば末端(手足)を温める方が効果的に感じます。
もう一つ欠かせないのは入浴。
発泡タイプの入浴剤を入れて、長湯はせいぜい5分。
その代わり、冷水シャワーとお湯を交互に浴びて血行を促します。
冷えて体がこわばると、食欲も落ちがち。
でも晩酌は欠かさないので、カロリーはなんとか確保しています(笑)
(ただし飲みすぎると夜中に目が覚めてしまい、翌朝後悔することもしばしば…。)
人の体の6割は水分、冷えると水の流れが滞り、老廃物も排出しづらくなります。
「頭がさわいで眠れない」ときは、たいてい首や肩がこわばり、手足が冷えているもの。
そんなときこそ温めグッズや入浴で血流を整え、緊張をほぐすことが大切です。
もちろん、お灸もおススメですよ!
それでも体調が回復しないときは
更年期世代になると、どうしても体調の波があります。
無理にがんばろうとせず、「寝る」「温める」この2つを優先するだけでも、回復力は高まります。
ただそれでも、体調が回復しないときは、私はヒトの手を借ります。

私自身、先輩鍼灸師のところに通うことがあります。
人の手から伝わる温かさは、施術以上に、カラダに力をくれるのです。
ふれられることで緊張がゆるみ、呼吸が深くなり、心身が落ち着いていきます。
体調がすぐれないときこそ、一人で抱え込まず、信頼できる人に頼ること。
それも大切なセルフケアだと感じています。
睡眠不足や冷え、そして孤独ながんばりは、美容にも健康にも大敵。
だからこそ「寝る」「温める」「人の手をかりる」。
この3つを優先して、心と体をととのえていきましょう。

ハリとお灸と、触れる手で、具合が悪い人の回復を応援しています。
つらいときはご相談下さいね。