春の眠りが変わる!40代・50代女性のための「寝つき改善」3つの習慣
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

春になると、「なかなか寝つけない」「夜中に目が覚める」といった悩みを抱える人が増えます。
こんな症状、ありませんか?
- 日中、眠くてついゴロゴロしてしまう
- 夕食後、テレビを見ながらウトウト…気づけば夜更かし
- 夜中の3時ごろに目が覚め、その後なかなか眠れない
- 首・肩・背中がこり固まり、朝から疲れが取れない

40代・50代の女性は、特に「春がだるい、眠りが浅い」お悩みが多い印象があります。
春に眠りが浅くなりやすいのはなぜ?
春は気温や日照時間が変わるだけでなく、 環境の変化が多い季節 。
特に、3月から4月は、 頭を使うことが多く、常に次のことを考えている状態が続きます。
- 「新しい環境に慣れなきゃ」
- 「この先のこと、ちゃんと準備しないと」
- 「〇〇の手続きをしないと…」
頭の中で「常に次にやること」を考えていませんか?

思考が止まらず、この状態が続くと頭に熱がこもり、眠りが浅くなりやすいのです。
こうした状態が続いているかたは、ちょっと注意が必要。
頭に熱が昇ったまま、不眠が続くと、 5月頃には動悸や強い頭痛、倦怠感といった症状につながることもあります。
更年期世代の女性は、心身のバランスが崩れやすいため、春のうちにしっかりケアしておくことが大切です。
春の不眠を解消する3つの方法
① 頭にこもった熱を逃がす
頭に熱がこもると、眠りのスイッチが入りにくくなります。
そんなときは、 足湯や岩盤浴でじんわり汗をかき、熱を下げる のがおすすめ。

汗とともに老廃物を排出し、体の流れを整えることで、眠りの質も変わります。
ある先生は、この状態を 「頭の蓋を開けて、熱を飛ばす」 と表現していました。
考えすぎて眠れないときは、一度リセットする余裕が必要です。
ただし、 疲れすぎて不眠が続く人が、無理をして汗をかくと、かえって体力を消耗してしまう ことも。
そんな場合は、次の方法を試してみてください。
② 入眠のためのルーチンを整える
40代・50代の睡眠の質を上げるには、「眠るための習慣」を整えることが大切です。
- 寝る時間を一定にする(できれば早めに)
- 寝る1時間前からスマホやPCの使用を控える
- 枕元にスマホは置かない(電磁波遮断)
- 心が落ち着く音楽を聴いたり、アロマを使う
- 夜のうたた寝を防ぐために、食後すぐに歯磨きをする
- 照明を暗くして、「これから寝る」状態を演出する

布団に入っても「考えすぎて眠れない…」という人は、寝る前に手帳やメモに思考を整理するのも効果的です。
書き出すことで、脳が落ち着き、安心して眠れるようになります。
ある患者さんは寝る前に「自律神経を安定させる音楽」を聴くことを続けたそうです。
すると、以前は寝つきが悪く、1時間かかっていたのが、徐々に短く、入眠しやすくなったそう。
「寝るための儀式」を体におぼえさせることが必要なんですね。
体力がないひとは、これらを参考にしてみて下さい。
③ 体の疲れを回復させる
「疲れているのに眠れない…」と感じるときは、体のエネルギーが不足している可能性があります。
エネルギーを補う方法はさまざまですが「無理なく体の緊張をゆるめる」ことが、最も効果的 だと感じます。
実際に不眠に悩む方々から聞いた、リラックス法をいくつかご紹介します。
・動画をみて大笑いする
・焚火の動画を流して心を落ち着かせる
・寝る前のストレッチ、脇腹を伸ばすことを重点的に行う
・声を出すことを心がけて、息を吐き出す
・首の後ろを温める
・肩甲骨の間をほぐす体操や、カイロを貼って温める
・生活はとにかく朝方!早起きして(5時半気象)早寝する(9時就寝)

どれも、 「力を抜く」「温める」「呼吸を整える」 ことを大切にしているのが特徴ですね。
気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。
まとめ:「眠れる体」にリセットできるおススメ方法
では、まとめます。
春の眠りを変えるには、次の方法がおススメです。
・朝方生活に切り替え、じんわり汗をかく工夫を取り入れる
・入眠のための準備を心がけ、眠るモードに持っていく
・緊張をゆるめ、体の疲れを回復させる工夫を!

「いろいろ試しても眠れない…」という場合は、ハリとお灸もおススメです。
ハリとお灸は、気の巡りを整え、こもった熱を適切に発散させる効果があります。
また、首や肩のこりをほぐすことで、眠りにつきやすい状態を作ってくれます。

写真は、首の後ろのツボを刺激しているところ。
ガチガチの肩や首にお悩みの方には、ここを緩めて眠りやすい体になることができますよ。
春のうちに体を整えておくことで、5月の不調(動悸・頭痛・倦怠感など)を防ぐことができます。
「最近、寝つきが悪いかも…」と感じたら、無理に頑張らないこと。
まずは体を整えることを意識してみてくださいね。