「ゴミ箱をやめましょう」回復した人だけが知っている、頭痛やモヤモヤと酸欠の解消法
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

3月は一気に温かくなりすぎたせいでしょうか、問い合わせが続いています。
急な温かさが、息苦しさや不調を加速させていますね。
他にも「頭が重くてモヤモヤする、目の奥が痛い、体がだるい、眠りが浅い」などの訴えが多いです。

最近は、「ボロボロです」「限界です」「忙しすぎてやっと来れました」という人の多いこと。
毎日頑張っているところに、陽気の高ぶりのWパンチはキツい(*_*;
モヤモヤや頭痛の患者さんは、金魚のように口をパクパクさせてないだけで、目に見えない酸欠の中で過ごしています。

緊張スイッチが入りっぱなしで呼吸が浅い人もいれば、疲れすぎて息が深く吸えない、または吐き出せない人も。
空気の薄いところに行くと、頭痛がしたり、視界が曇ったり、気分が悪くなったりしますが、平地にいながら呼吸ができなくて、具合が悪くなっているんですね。
そして、酸欠の人ほど自分より人のために使うエネルギーが多い。
仕事の合間に家族、家事、育児、介護、調整に次ぐ調整。
女性の優しさならではですが、こなせるタスクの量にも限界があります。
酸欠の解消は、まず自分のための時間をとること。
ですが、自分のことに集中できればどんなにいいかと思いつつも、できないのです。
私は昔、「母親ってゴミ箱みたいなところがあるよね」という強烈な表現を聞いたことがあります。

ゴミ箱がないと困ります。
散らかすわけにはいかないから、不満も愚痴も問題も、全部抱えざるを得ない。
ホントはぶちまけたいですが、ぶちまけても余計に問題ありで、結局片づけるのは自分だったり(泣)
世の中に変化の兆しは見えていますが、不思議と求められるのは「ゴミ箱の容量を大きくしろ」だったりします"(-""-)"
容量に限界があるように、我慢のし過ぎにも限界があります。
その限界が酸欠になり、体に現れています。

母親業だけとは限りません。
コロナ禍で、女性の負担は際限なく大きくなりました。
ゴミ箱扱いの例えに不快を感じる方もおられるかもしれません。
でもいいたいことは、ただ一つ。
「溜まってる不満や疲れ、とにかく吐き出すべし!」これだけです。
当院に来られる患者さん、皆さん声をそろえておっしゃるんですよ。
「私、そんなに頑張ってないんですけど・・」って。
でも、この先どこまでやれば、頑張ったことになるんでしょう(涙)
女性の気づかないようにしてきた我慢って、体に後から出ます。

70代のAさんは、介護が終わったら定年退職したご主人と、独身のお子さんとの3人暮らしをされています。
半世紀以上、家族の台所を預かっていますが、最近は家事の最中にふらつきや頭痛がするそうです。
月に一度治療に来られますが、治療中に「この年になって、まだ家事をすることになるとは思わなかった」というセリフが毎回出ます。
家族に家事を手伝ってほしいけれど、今の状態を変えようにも代えられない。
でも我慢は限界で、それが体に症状となって表れているのです。
治療が終わると「頭が重くてモヤモヤしていたけれど、スッキリした」と帰っていかれますが・・
Aさんには悪いですが、こんな風に我慢が体に現れる前に、重荷を軽くしてほしいもの。
減らす努力は一朝一夕には変わらないかもしれません。
それならまず今、少しでも抱えている不満や我慢を吐き出してください。
気づかない不満や疲労、限界までため込んでいた我慢を、解放するのも治療です。
我慢の最中にいるときは、周りもみえにくいもの。
視野が広がると「自分がこうしたいんだ」という気持ち、感情を変える方法に気づくこともあります。
あなたはいつゴミ箱をやめますか?
頭痛やモヤモヤの回復、酸欠の解消のために、吐き出したい方はいつでもいらしてくださいね。
今日はちょっと、過激な表現でしたが、頑張っている女性へエールを込めて書きました。
それでは、また次回!!