”夏はグッタリ、元気が出ない”アナタのための夏バテ予防方法
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

自分のブログを振り返ってみると、2021年7月13日の記事に、
『3年前は、7月の今頃はすでに猛暑で、
気温が日々28℃を越え、暑さバテの人が続出でした』
と書いていました。
つまり、2018年頃は28℃で暑さバテだよ、しんどいよ~といってたんですね。
今年は30℃でも『まだ涼しいね』と言ってしまう。
酷暑を先に体感したせいで基準がズレて、感覚温度がくるったんでしょうか?

暑さ疲れはヒトから体力や思考力を奪います(T_T)
携帯は、バッテリーが熱を持ちすぎると働かなくなりますが、ヒトも同じ。
頭に熱が昇ると脳に負荷がかかり、機能が4割ほど落ちる、なんて話もあるのです。
なので台所で火を扱って食事の支度なんて、苦行みたいなもの。
以前お総菜屋さんの取材をテレビでみたんですが、
やっぱり「暑いと売り上げが上がる」そうですよ。
皆、暑さ疲れで働けないんですね。
暑さ疲れは積もると、頭の働きだけでなく、内臓の働きも弱ります。
日本の夏は「高温多湿が続く」のがツライところ。
暑邪だけでなく、湿邪も合体するのが日本特有の気候です。
ここ数年、8月20日を過ぎたころから、雨の日が続く気候になっています。
ゲリラ雷雨しかり、東南アジアのモンスーン気候のように雨が降ったりやんだり、
ちょっと気の早い台風が来てみたり、
夏休みの終わりは高度の蒸し暑さに悩まされます。
蒸し暑さと雨の日が続き、湿邪と暑邪で体が弱ると、
夏風邪や蕁麻疹など「体力を失って出る」病が増えます。
自分の汗でアレルギー症状が起きたり、
急に日光アレルギーになったり、
体力を消耗し、胃腸がへばるのか、
食物アレルギーでジンマシン症状が出たりします。
それに加えて、今もコロナ真っ盛りですが、
8月終わりからは喘息や気管支炎など、
呼吸器症状の”夏特有の風邪”が増えます。
夏の間冷たいものを摂りすぎ、
夏疲れで力が出ない人も多いです。

夏は幽霊以外に「出る」必要はないので('Д')
病を出さないためにも、今以上にバテちゃいけません。
この先も続く暑さに負けないためには、まずはしっかり食べること!
「え~、食欲ない・・」という人、
夏はどうしても口当たりのいいものを取りたくなりますが、
まずよく噛むことからスタートしましょう。
ガムでもスルメでも構いません。
噛むことは、全身運動につながります。
噛んで唾液を出し、内臓の水分(液)を流動させてください。
内臓が働きだすと、身体もスイッチがオンになり、元気が出てきます。
消化というとどうしても、胃や腸の働きを中心に考えますが、
東洋医学では「口からが消化のスタート」。
噛むことをおろそかにしていると、消化のスイッチも、やる気や
元気スイッチも、入りません。
唾液も、免疫力に大いに関係します。
夏は食中毒や、胃腸炎、便秘と下痢が交互に来るなど、お腹トラブルも増えるので、
免疫力をダウンさせないために、唾液を出すことが大事なんですね。
お腹トラブルで内臓から熱が抜けちゃうと、
秋冬に極度の冷えに悩まされたり、
身体を保つ働きが弱って、風邪をひきやすくなります。
口腔内がトラブルなく、しっかり働いていることは、
自律神経を保つことにもつながります。
夏バテ予防は、まずしっかり噛むこと、内臓を動かすこと。
身体の中の水分、東洋医学でいう津液を流動させて、夏バテを防ぎましょう。
夏後半に、そして秋になって更にバテないために、口腔と内臓を働かせてみませんか?
ちなみに、
”そんな気力もわかない、食欲もなくてズルズルにバテてます”
という方は、ご相談ください。
ハリとお灸で内臓を動かして、”夏バテしないための身体スイッチ”をオンにしますよ!
いつでもご相談くださいね。