猛暑疲れに要注意!頭と体を整える、3つのガス抜き習慣
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

長く続く猛暑の影響で、今年の7月は来院される方がいつもより多く見られました。
患者さんからの訴えも次のように、さまざまです。
- 冷房による肩や腰の痛み
- 夜、何度か目が覚めてグッスリ眠れない
- 足のだるさやほてり、こむら返り
- 睡眠不足による頭痛や耳鳴り
- 暑さ続きでの体力消耗、だるさや疲れ感
あなたも、思い当たる症状がありますか?
寒ければ、着込んで暖をとれますが、暑さは逃げ場がありません。
今年のような酷暑では、体だけでなく、心にも大きな負担がかかっています。
■ 「頭と心を落ち着かせる時間」が必要な理由
暑さの中で体温を保とうと、脳もフル回転しています。
頭に熱がこもると、眠りが浅くなる、イライラや不安感が強まるなど、メンタルへの影響も大きくなります。

夏はもともと、眠りが浅くなる傾向があります。
それにくわえて、この酷暑。
疲労回復にも時間がかかって当然です。
平常だと何でもないことも、疲れで余計にイライラしたり、ストレスに感じるかもしれません。

実際、夏場は口げんかやトラブルなど、軽犯罪の発生件数が増加し、パトカーの出動回数も増えるそうですよ。
だからこそ、“クールダウンの時間”が大切です。
イライラ、ストレス対策は、ためこまず、頭から熱を取り去り、ガス抜きが必要です。
■鍼灸師おすすめ!「猛暑疲れ」に効く3つのガス抜き方法
①好みの香りで、睡眠の質を上げる
あなたはしっかり眠れていますか?
頭に気血がのぼったままだと、興奮しやすく、呼吸も浅くなっています。
浅い呼吸で息苦しさを感じていては、夏の疲れも取れません。
まずは体から力をぬき、安心して深い呼吸を保つことが大事です。
ぐっすり眠っているあいだは、おのずと深い呼吸ができますから、眠りの質を上げることも大事。
好みの香りを取り入れると、睡眠の質が良くなるというデータもあります。
韓国コスメの「スリーピングマスク」をご存知ですか?
本来は、就寝時の乾燥を防ぐための、塗るタイプのパックです。
でも、香りも色々あるので、試してみるのもおススメです。
ちなみに、眠りを深くするために、お灸の香りも、おススメですよ!

お灸をすえると、患者さんがウトウトして、呼吸が自然と深くなる方が多いです。
安心する香りの中ですごし、深い呼吸をしてイライラやストレスをゆるめませんか?
②スキンタッチや入浴で、リラックス
エステ、整体、あかすり、マッサージなどのタッチケアがオススメ。
心地よく肌に触れられると、オキシトシンとよばれる「ハッピーホルモン」が分泌されるといわれます。
オキシトシンは不安を軽減し、ストレス状態を軽減します。

もちろん鍼灸も効果がありますよ!
とはいっても”安心できる人に触ってもらう”というハードルが高いのも事実。
そんな人には、入浴をお勧めします。
入浴するとオキシトシンだけでなく、セロトニンというハッピーホルモンも出ます。
水圧がかかり、カラダがあたたまることで、血行がよくなり、リラックス効果も得られます。
暑い夏だからこそ、しっかり汗をかいて入浴すること、おススメです!
③足の疲れはこまめに解消!
頭に気がのぼっている方は、“ふくらはぎ”にむくみやだるさが出ることがよくあります。
この解消をすることで、イライラや全身のストレスを和らげることができます。
夏場は、ふくらはぎに水分や血液がうっ滞しています。
冷えやすく、足の筋力が弱い女性はこの状態になりやすいですね。
東洋医学では、下腿に「水」がとどまって動かず、「高ぶった気が頭にのぼっている」状態。
車でいうと、オーバーヒートの状態です。
このアンバランスを解消するには、まず足のたまった水の流れを良くして、気血をめぐらせること。
青竹踏みやマッサージローラーなど、外からの刺激を加えることがおススメです。

人にマッサージしてもらうのも、もちろんいいですね。
(最近「つかむ」タイプのマッサージ機もありますが、やりすぎには注意!
けっこうあとで痛くなったりします。)
夏の疲れがたまったときは、足の疲れを真っ先に解消しましょう。
まとめ:暑さ疲れに我慢は禁物。8月終わりに向けて今からケアを!
今年の夏は、まだまだ暑さが続きそうです。
例年、8月終わりになると、積もった暑さ疲れで体調をくずす方が増えます。
でも、今年はあまりの暑さで、7月後半から、疲労や体調不良の訴えが増えています。
暑さ疲れの回復は、時間がかかります。
長引かせないためにも、日常の中でちょっとしたガス抜きを意識してみてください。
必要なときには、ハリやお灸のリセットも効果的ですよ。
当院では、足のストレスを減らす方法として、てい鍼での刺激を行っています。

今年の酷暑を無事に乗り切りたい方は、いつでもご相談くださいね!(^^)!