あきらめないで!今からできる花粉症対策

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

2023年の花粉予測がでましたが、「過去10年で最大レベル」だそうで(*_*;。

いらっしゃる患者さんからも、1月末から

「もう花粉症の気配が出てます」

「クシャミがやたらでて、”ああ、来てる・・”って憂鬱になりました」

なんて声を聞くようになりました。

クシャミ、鼻水、鼻づまり、息苦しさやアレルギー症状etc・・

春はしんどいですがこんな症状を少しでも軽くするために、

今回は花粉症に向けて、今からできる対策法を書いてみます。

花粉症の解消は、呼吸ができる体になること

花粉症の何が問題かというと、他の季節に比べて

「スムーズに呼吸ができない」ことが、体調不良を招くからです。

呼吸ができない状態を防ぐために、できることはこの3つ。

  • 冷えのぼせの解消
  • 気血の流れをよくする温め
  • 深い呼吸の出来る体になる

これらの解消で、花粉症の体調不良が変わってきます。

鼻づまりさんは、まず「冷えのぼせの解消」

冷えのぼせの解消とは、上半身と下半身、熱と冷えのアンバランスをなくすこと

花粉症状は鼻づまりやのどの違和感、顔の肌荒れなど、首から上に症状が集中しますが、

これは陽気が長く頭部にのぼったまま、下がらないことによるものです。

鼻づまりが続くと、呼吸が深くできず、熱はさらに頭にこもりますし、

下半身は熱がめぐってこず、冷える悪循環が続きます。

施術では鼻づまり解消に、足首や足の指のツボを使います。

冷えている方向へ熱をひくイメージで施術をすると、詰まりが楽になるんですよ。

解消法も同じく、足の末端からしっかり温めて、頭部の熱を下げ、冷えを解消しましょう。

花粉症状にお悩みの方はのぼせやすいため、自覚のない冷え性さんが多いですが、

簡単に鼻づまりを解消するには、足湯がオススメ。

鼻の周囲だけの温めよりも、下腿から足先までしっかり温めて、

のぼせが発散し、全身の冷えが解消すれば、詰まった鼻も開通します。

鼻が詰まって息苦しい方は、まず上下の差を解消しましょう!

免役反応を保つ、大事なあたためポイン

冬から春の変わり目は、まだエネルギー不足で気血の流れも不十分。

でも花粉症の猛威には、「気血に満ちた元気なカラダ」で対抗しなくてはなりません

気血が満ちるには、会陰や肛門部分を冷やさず、温めること。

そんなところ?!と思われるかもしれませんが、大真面目ですよ。

腰にカイロを貼っている人はよくいますが、

内臓を活性化させるにはもう少し下、まさしく「穴」の部分です。

(ここは低温やけどになると困るので、カイロを貼るのはお勧めしません)

私はデスクワークの時、クッションと一緒に、小さな湯たんぽをお尻の下に敷いて座っています。

クッションタイプの湯たんぽで、調整しつつ温めると、

緊張が緩み、下腹部からじんわり温まっていくのを感じます。

会陰や肛門部は、東洋医学では体の内から外へ、気が出る最初の場所です。

ここを温めると体温が上昇、気血がめぐり、内臓に働きかけて、全身の血行も良くなります

生理痛の解消にも役立ちますので、お悩みの方はお試しを。

温めにくい、仕事の都合上できない‥という方は、足首内側部分の温めをしっかり行いましょう。

「三陰交」というツボが足首内側にありますが、

このツボは末端の冷えを解消し、血行を良くする作用があります。

まだまだ寒い2月の今は、レッグウォーマーで足を保温しつつ、

お湯を入れたペットボトルを足首の間で挟むのもアリ。

免疫力が落ちると、呼吸器系の症状がでるため、息が通りにくいですが、

体温が1℃上がると、免疫力は5~6倍活性化するといわれます。

逆に冷えると30%もダウンしてしまうそうですよ。

効率よく全身を温めて気血をめぐらせ、花粉症に備えましょう。

腹式呼吸で、流れのいい身体になる

2月~4月は花粉の影響で空気が濁り、息苦しさが強まります。

この春特有の息苦しさには、腹式呼吸がオススメです

集中して腹式呼吸を行うと、脳が活性化され、副交感神経が優位になります

花粉症の息苦しさに加えて、疲労や緊張が続き、

交感神経の興奮が続きやすいので、積極的にオフを取らなくてはなりません。

腹式呼吸の行い方は、鼻から息を吸い、横隔膜の動きを意識しながら、口から息を吐く。

やり方はこれだけですが、

呼吸に集中する習慣を身に付けると、全身の気血の流れがよくなります。

私の知人はヨガを習い、呼吸法をはじめて5年たちますが、

息苦しさが取れてずいぶん楽になった、と話してくれました。

体重も落ちて、アレルギー症状が軽くなったそうですよ。

春本番に向けて少しづつ、腹式呼吸で活性化させ、流れの良い身体を作りましょう。

もちろん、背中やデコルテ部分のコリもほぐして、

深い呼吸のしやすい体になっておくことも大事。

流れの良くなる体を目指して、呼吸法を始めてみませんか?

すぐに温まり、呼吸が通り、コリがほぐれる体になるには?

さて、いかがでしょうか?

冷えのぼせを解消して、ポイントで温め、腹式呼吸の練習。

お手軽にできることばかりですので、今からでも、まだ間に合います!

もちろん、背中やデコルテ部分のコリもほぐして、

呼吸のしやすい体になっておくことも大事。

寒さで肩や背中がガチガチに張ってる方は、今から解消しましょうね。

アナタの花粉症対策に、少しでもお役に立てれば幸いです。

ちなみに、簡単に温まり、呼吸が深くなり、コリもほぐれる方法として

鍼灸治療もおススメですよ!

花粉対策の身体を作りたい方はご相談ください。

それでは、また次回!!