「夕食後、気絶したように寝てしまう」が止まった50代女性の体験談

こんにちは、やすはら鍼灸院です。

今回は、40〜50代の女性に非常に多い

「夕食後、気絶したように寝落ちしてしまう」

というお悩みについて、体験談と東洋医学の視点からお話しします。

「夕飯後、気づいたら寝ている」はありますか?

この悩み、珍しくありません。

かくいう私の母も、まさにこのタイプでした。

  • 夕食後、寝椅子でそのまま熟睡
  • 2〜3時間起きない
  • 寝室に行くのは深夜1時
  • すぐ眠れず、朝はドンヨリ
  • 日中も眠気が抜けない

この生活、じつは20年近く続いています。

当時は更年期のせいかな?と思っていましたが、高齢になった今もそのまま。

「やめたいけど、やめられない」を繰り返し、これが当たり前の生活になってしまいました。

認知機能の低下につながりやすい状態ですから、今後はどうなるか、心配しています。

食後のうたた寝、気持ちいいのはわかるんですが、防ぐにはどうすればいいでしょうか?

どうして「夕食後バタン」が起こる?東洋医学からみた考え

東洋医学では、食後に最も働くのは 脾(ひ)

消化・吸収を担う、体の“エネルギー生成の中心”です。

ところが脾が弱ると、消化にエネルギーを持っていかれすぎて、全身に回す力がなくなってしまいます。

そのため、

  • 夕食後に気絶したように寝てしまう
  • 身体がだるくなる
  • 動く気力がわかない

といった “省エネモード” に入ってしまうのです。

食後眠くなる人の「脾虚」チェック

この中に、当てはまるものはいくつありますか?

  • 夕方になると急にだるくなる
  • 湿気が高い季節は足がむくむ
  • 胃もたれ・げっぷなど消化器トラブルが出やすい
  • 手足が冷えやすく、お腹がぽっこり
  • 膝や腰が重い・痛い
  • 眠りが浅い、夜中に目が覚める

これらはすべて、脾が弱っている(脾虚)サイン です。

脾が弱る → 気血が足りない → 回復できない

この悪循環が続くと、夕食後の強烈な眠気がクセになります。

寝落ちしないカラダのつくりかた

「急な寝落ち」は、脾の働きを高め、気血の流れをよくする施術で回復できます。

以前こられたAさん(50代・デスクワーク)も「夜、うたた寝してしまう」ケースでした。

施術を行いましたが、2度目に来られた際に、こんな感想をいただきました。

「施術してもらったあと、すんごい良く寝ました!

次の日も朝から動けて、余裕が違いますね。

夕食後ウトウトしても、ハッと目が覚めて、そこから動き出せるんです。

前は動けなくてダラダラ寝てたのに(笑)

夕方のどっと来る疲れも軽くてすみました。」

食後の寝落ちは、年齢でも、性格でもなく、体が回復を求めているサイン。

気血不足は、脾の働きと気血の巡りを整えることで、改善の方向へ向かいます。

今の時期、年末疲れや寒さもあって、寝落ちに抗えない方もおられるでしょう。

でも、ズルズルとねてしまって睡眠が浅いままだと、回復がさらに遅れます。

疲れがとれない負のサイクル、母のように長くこじらせる前に、今、とめませんか?

まとめ:体のSOSに答えることが大事

では、まとめます。

夕食後の寝落ちを止めるには、

  • 脾(消化吸収)の働きを助ける
  • 乱れた睡眠のリズムを整える
  • 気血の巡りをよくして「回復力」を戻す

この3つがポイントです。

体のSOSは、ハリとお灸で対応することも効果的。

当院の施術は、お灸で内臓の働きをよくして、気血のめぐりを高めます。

写真は胃腸のツボにお灸をすえているところ。

お灸の浸透する熱が、内臓を動かし、消化吸収を導きます。

「熱い」「痛い」はなく、心地いい刺激で体調を整えますよ。

うたた寝や寝落ちで風邪をひかないよう、しっかり夜眠って、回復しませんか?

あなたの体は、まだ十分に変わる力を持っています。

お気軽にご相談くださいね。