「ぐんにゃり重だるい」湿気の6月にむけて、体が軽くなる3ステップ
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

5月も終わりに近づきつつあり、暑さと湿気が徐々に増しています。
この時季がニガテ、湿気の季節は嫌い!
そう思う人は多いでしょう。
「朝からなんとなくだるい」
「頭が重くてやる気が出ない」

こんな風に感じていませんか?
梅雨の「ぐんにゃり不調」は、天候のせいだけじゃない?
梅雨の湿気と気温の上昇は、体の中に熱と湿気をためこみ、内臓の働きを弱らせます。
これらが原因で、エネルギーが巡らず、だるさ・頭痛・むくみなど、いわゆる「ぐんにゃり不調」が起こるのです。

また、内臓の働きが落ちることで、免疫力も下がりやすくなります。
梅雨どきは、プール熱(咽頭結膜熱)やRSウィルスなどの感染症が流行ります。
今年は、免疫力低下による帯状疱疹の患者さんが増えているそうですよ。
でも、免疫力は目には見えないし、内臓の働きが元気になるには、どうすればいいの?
そう思われたかたは、おススメとして、次の3つがあります。
①【基本にかえる】手洗い・うがい・よく寝る!
一見、当たり前のこと。
でも、梅雨の不調対策にはこの「基本」が一番効きます。
免疫力がダウンしやすいなら、なおさらです。
特に睡眠は、免疫細胞の回復に直結しますし、いつもより30分、早く寝るだけでも体が軽く感じます。

毎度言っていますが、寝る前のスマホは控えること。
湿気や暑さで疲れているなら、早く休みましょう!
②血行を良くして【温める+巡らせる】
湿気でぐんにゃりしているときは、軽く汗をかく運動や、入浴で流れを良くすることがおススメです。
体が温まることで、血流やリンパの流れが改善され、体温があがります。
また、汗が出ることで、むくみやだるさも軽減されます。
ただ、「温まりすぎ」には注意!
女の人は脂肪が多い分「温まりにくく、冷めにくい」のです。
温まりすぎると、ほてって汗がひかない、余計に興奮して寝付けない、というケースもあります。

「湿気が高い時季の、ほどほどの温め」は、意外と難しい!
でも、おススメ方法があります。
それは、「足だけ温め、最後に水で冷やして血行を刺激する」こと。
熱いシャワーで両下腿を温め、最後に冷たい水をかけて冷やすと、足から全身へ、血行が良くなります。

夏の足のだるさ改善にも効果的ですから、是非シャワーで温→冷刺激、やってみて下さいね!
③体の中から【湿邪と熱を追い出す】
東洋医学では、湿気(湿邪)や熱が体内にたまると、巡りが悪くなり、代謝が弱ります。
内側にこもった熱を出すには、内臓の働きを良くすること。

東洋医学の「脾」とは消化だけでなく、内臓全体の働きを表します。
なので、胃腸が弱っているかたは、まずお腹の調子を良くするために、温めましょう。
湿気と熱でどうしても、冷たいものが欲しくなりますが、摂りすぎは注意!
また、「甘いものを摂りすぎない」ことも大事です。
甘いものの摂りすぎは、カラダがだるくなり、むくみを促進させます。

日々の食事に気を付けて、「摂って出す」の流れをスムーズに保ちましょう!
まとめ:湿気のたかい時季に、非常に相性が良いおススメの方法
では、まとめます。
湿気でぐんにゃりカラダや頭が重いときは、次の3つがオススメです。
・日常生活の基本は大事!手洗い・うがい・睡眠をしっかりとる
・カラダの流れをよくする、シャワーで血行促進、温めすぎないよう注意!
・湿気と熱を追い出す、甘いもののとりすぎて胃腸をつかれさせないこと
「この時期は家族が体調を崩しやすい」
「湿気で毎年つらくなる」
6月は、そんな声も良く聞きます。
体に熱と湿気がこもると、体調不良からくる発熱が長引いたり、発疹が出たりと、体力を消耗します。
私自身も、子どものヘルパンギーナに悩まされたのは、まさに梅雨の季節でした。

小さなお子さんをお持ちの方には悩ましい季節。
自分も倒れてしまわないよう、体調を保ちましょう。
ちなみに、ハリやお灸は、エネルギーのめぐりを整え、自然治癒力を引き出します。
特に、ジメジメどきの不調には、お灸がオススメ。
お灸からじんわり熱が加わり、内臓の働きを高めます。
「お灸の熱がカラダにしみるような感じで、気持ちいい」と仰る方もいます。

梅雨どきの「ちょっと違ったあたためかた」、挑戦してみては?
あなたの内臓も、免疫力も、ぐんにゃり不調も元気にしますよ!
気軽にご相談くださいね。