「眠れない・イライラ・だるい」40代・50代女性に増えている“5月の不調”とは?
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

5月に入ってから、こんなことを感じていませんか?
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- なんとなく頭が重く、すっきりしない
- 気持ちが落ち着かず、イライラしやすい
- 生理痛がひどくなった、周期が乱れた
- 突然ドキドキする、息苦しくなる
生理痛だけでなく、PMSや更年期症状が強まるケースもあります。
実は、5月は婦人科を受診する人が増えます。
■ 5月は女性の体が悲鳴を上げやすい季節
新年度となると、新しい環境や人間関係によるストレスが蓄積します。
その影響で、女性ホルモンのバランスが乱れると、
- 生理痛がひどくなる
- PMS(月経前症候群)が強まる
- 気分の落ち込みが続く
- 不正出血、倦怠感
といった「婦人科系トラブル」が現れやすくなります。

他にも、
・息苦しさ、めまいなど、感覚が過敏になる
・だるい、眠れない、脳疲労が続く
など、「なんとなくの不調」を感じる女性が増えるのです。
東洋医学では、春の終わりから初夏にかけては「心」が熱を持つと考えます。
「心」とは精神状態もふくめ、脳全体の働きのこと。

感情・思考・脳のはたらきが、熱を帯びることで
「思考がまとまらない」
「眠れない」
「不安になる」
といった症状が現れるとされています。
この状態が続く結果、婦人科受診が増えるのではないでしょうか。
鍼灸師が考える、5月の回復方法
実績20年の女性鍼灸師が考える、5月の回復方法をお知らせします。
①カフェインを控え、質のよい睡眠と休養を
「心」である脳全体の働きが活発になる時季ですから、そこへ負荷をかけないこと。
カフェイン、アルコールの摂りすぎは控え、しっかり睡眠をとって、回復を高めましょう。

寝る以外にも、好きな音楽を聴く、軽いストレッチをする、趣味の時間を持つなど、リラックスが大事。
心と体の栄養をどんどん取り入れ、リフレッシュが大事です。
②直射日光をなるべくさけて、「首」を過度に冷やさない
目から入る直射日光は、脳の疲労が増します。
サングラスや帽子でなるべくカバーし、目から入る刺激を減らしましょう。

5月の気候は、日中は過ごしやすいですが、朝晩の気温差が大きいです。
また日中も、風が強いため、思っているより体温を奪われます。
心地よい気温で薄着になりがちですが、首周りはストールなど一枚まいているほうが、安心です。
日焼けの防止にもなりますしね。
気候がよいと外出しやすいのですが、長時間外にいたぶん、夜はしっかり休養し、回復を心がけて!
③朝の10分、“ぼーっとする時間”や深呼吸で気持ちを整える
上記にかいたように、5月は頭を使いすぎる傾向があります。
脳に休息を与えるには、何も考えずに“ただ座る”“景色を見る”などの「ぼーっとタイム」が効果的。
これ、意外と大事です。

こんな風にアイマスクで、余計な情報をシャットダウンするのもいいですね。
スマホを手放せず、情報を脳に与え続ける現代人は、その反対のことも必要です。
ぼーっとしながら、時には深呼吸をするのもいいですね。
不安や思考がまとまらず、緊張が続くと、呼吸が浅くなります。
そのぶん、体が固く、息苦しさやパニックにつながりますから、緩めることが必要。
深呼吸で、胸にこもった息苦しさや熱を排出し、気持ちが落ち着くよう、深い呼吸を繰り返しましょう。
まとめ:5月の体と心には、いつも以上の「やさしさ」が必要です
では、まとめます。
体と心に不調が起こりやすい5月は、次のことが大事です。
①刺激物をさけ、しっかり休養をとる
②外出するときの準備が大事。服装にも気を付けて
③朝の”リセットタイム”上記の2つで、脳の刺激を抑えて
「頭が休まらない」「感覚が敏感になる」「寝ても疲れが取れない」「涙もろくなる」
そんなサインが出ているときは、あなたの体が「ちょっと休ませて」と伝えているのかもしれません。
もしかしてこれ、私のことかも?
そう感じたら、無理せず立ち止まってください。
やすはら鍼灸院も、あなたの“回復のタイミング”を、ハリとお灸でサポートします。

ハリやお灸は、よわっている体と心に負担をかけず、静かに、やさしく全身を調整します。
春の終わりから初夏の嵐を一緒に乗り越えませんか?
気軽にご相談くださいね。