「頭の奥が重い…」春に急増する“重だるい頭痛”今すぐできる対処法
こんにちは、やすはら鍼灸院です。

4月、新年度が始まり、がんばっている方も多いでしょう。
でも、頑張りすぎには注意が必要です。
今の時季からGWにかけて、こんな声をよく聞きます。
・頭の芯が重く感じる
・眠れない、眠りが浅い
・動悸がする、息苦しい

特に春先は、頭が重たいタイプの頭痛が増えます。
モヤモヤ重たい頭痛の対処法を書いてみました。
”頭が重い”タイプの頭痛の対処法
頭が重たい対処法は、次の3つです。
①頭の熱を発散する
頭が重いタイプの頭痛は、熱がこもり、気が発散できないことで起こります。
頭にこもった熱を放出するには、こんな方法がおススメです
・ストレッチや軽い運動で汗をかく
・足湯で頭にこもった熱を下に下げる
・スマホや仕事から離れて深呼吸し、ボーっとするなどリセットする
・蒸気のアイマスクや首の後ろに蒸しタオルをあてるなど、熱を放出しやすくする

春は新年度・新生活が始まる季節。
無意識のうちに緊張したり、物事をあれこれ考えすぎたりが増えます。
東洋医学では、考えすぎは「脾」を傷つけるとされています。
脾が傷つくと、気の流れが滞り、内臓の働きが弱って熱が上にこもります。

その結果、ズーンと重くなるような頭痛が起こるのです。
頭痛薬の飲みすぎで更に胃を傷つけないこと!
しんどいときは、これらの方法を試してみてはいかがでしょうか?
②春は意識的に深く大きい呼吸を
深呼吸をする、リラックスの時間を多めにとるなど、呼吸を深く、大きくすることを心がけましょう。

頭痛の原因の一つに酸欠があります。
特に春は、草木が一斉に芽吹き、万物が成長する季節。
自然が一斉に呼吸をするため「酸素の奪い合い」をしているとも言えます。
春独特の濃密な空気花粉や黄砂、PM2・5の影響もあり、息苦しさを感じることも少なくありません。
それに加えて新年度スタートの毎日。
緊張や不安も続き、どことなく呼吸が浅くなります。
可能な限り、息の通りが楽になる時間をとりましょう。
また、耳鼻咽喉科でのどや鼻の手入れをすることも大事です。

私はこの時季、鼻うがいをよくやっています。
鼻づまりが続くと、不快感も頭痛も増しますよね。
夜、いびきをかいて寝ているならこれも専門機関に相談すること!
イビキの解消で、驚くほど頭痛がなくなった!という方もいますよ。
あなたの「呼吸の通り道」深く大きな呼吸ができていますか?
③気温差、寒暖差で首や肩がこり、頭痛が起こりやすい
首や肩のこりを解消しましょう。

睡眠をとる、首肩のストレッチ、温めなど、血行を良くすることを心がけて。
肩こりは緊張やストレスも原因ですが、春は昼と夜の寒暖差が大きく、体がこわばりやすいです。
特に首・肩が冷えて血行が悪くなると、頭痛につながります。
春の頭痛は4月の気候や疲れが大きく影響しています。
緊張をゆるめて、血のめぐりをよくすることで、頭の重さも軽減されます。
ストレッチポールでゴロゴロしながら、首周りをほぐすのもおススメですよ!
頭の重さ、コチラでも解消できます
ではまとめます。
春先に増える”モヤモヤする、頭が重い”タイプの頭痛、対処法はコチラです。
・頭にこもった「熱」を発散させる工夫を
・ストレッチポールや首の後ろの温めなどで、首・肩回りのコリを解消
・息苦しさは意識的に深呼吸。鼻・のどの通りを良くすることを忘れずに

それでも頭の重さが抜けない…というときは、鍼灸で気や血のめぐりを整えるという方法もあります。
当院では「なんとなく不調」の内容をしっかり丁寧にうかがい、呼吸が深くなるハリとお灸を行っています。

頭にこもった熱や、首肩のこわばりをやさしくゆるめていきますよ。
春の変わり目、心と体をふんわり軽く保つためにも、ハリとお灸を試してみませんか?